トータテホールディングス、農業体験アプリ開発な手掛けるRootを子会社化
2022.07.08
マンション開発や販売、管理、戸建て住宅の設計・施工、リフォームなどを手掛ける株式会社トータテホールディングスは、農業体験アプリ開発な手掛けるRootを子会社化することを発表した。初の異業種M&Aを実施したことになる。今後は、ライフスタイル提案と社会課題解決の実現に向かう。
トータテグループについて
- 1962年の創業より60年間に渡り、マンション開発・販売・管理、戸建住宅の設計・施工、リフォームの設計・施工等の住まいに関わる事業行ってきた
- 暮らしを豊かにする提案として広島生まれの雑貨や食品を取り扱ったセレクトブランド”HIROSHIMA GOOD THINGS”(ヒロシマグッドシングス)を2017年に始めるなど、暮らしに関わる事業に積極的に取り組んでいる
会社概要
- 設立:1967年5月
- 代表:代表取締役社長 川西亮平
- 事業:トータテグループ全体の経営戦略の策定・推進、経営管理
- 本社:広島市中区国泰寺町2丁目4-7
- URL:https://www.totate.co.jp/
株式会社Rootについて
- 2017年の設立以来、農業現場からの新しい価値の創造と、農の営みを通じて人々に日々の生活の豊かさを提供すること目指して事業を展開してきた
- リアルとバーチャルが融合した農業体験という新しい価値と市場を創出する「スマート体験農園システム」開発、スマートグラス用農作業補助アプリ「Agri-AR」の開発のほか、全国で一次産業における各種DXプロジェクトを推進している
- スマート体験農園システムでは、「いつでも どこからでも 畑をあそべる」農業体験アプリ・サービス「ROOT FARM」等を開発・運営し、「Agri-AR」では2022年夏から埼玉県深谷市で、実際の畑作業にスマートグラスと本アプリを用いた作業効率化の実証実験が始まる


会社概要
- 設立:2017年12月
- 代表:代表取締役CEO 岸圭介
- 事業:一次産業DX、農業サービスの企画・開発・運営
- 本社:神奈川県南足柄市広町45-1
- URL:https://root-farm.com
子会社化の背景
トータテグループがRootを子会社化したのには、次のような背景がある。
- トータテグループにおけるライフスタイル提案をより充実させていくとともに、担い手不足など農業分野における深刻な社会課題の解決をより一層促進する
- 既存事業のサービス改良を経て中四国・九州地方でのサービス展開を目指す
今後行われる「スマート体験農園システム」では、2027年には200農園2,000ユーザーの利用を見込み、「Agri-AR」では、今後益々の発展が期待されるスマートグラス及びAR/XR市場の展開を踏まえて早期の事業化を目指す方針だ。
代表者コメント
今回、株式会社Rootがトータテグループ傘下に入ることを受け、両代表者は次のようなコメントを述べている。
- 株式会社トータテホールディングス代表取締役社長、川西亮平氏
「これまで住まいづくりや住まい探しに携わらせていただいたお客様へは勿論のこと、あらゆる方々に、Rootのサービスを通じて、農業の新しい価値と、農の営みと自然を身近に感じられるライフスタイルを見出していただきたいと思っております。今年創業60周年を迎えたトータテグループは経営理念を『魅力あるライフスタイルの創造を通じて、すべての人がいきいきと暮らせる未来を実現します。』に刷新いたしました。住まいを提供して終わりではなく、永くお客様の暮らしに寄り添える存在として、私たちトータテグループは今後も住まいに付加価値をつけるサービスを拡充し、すべての人がいきいきと暮らせる社会を実現して参ります。」
- 株式会社Root 代表取締役CEO 岸圭介氏
「この度、Rootはトータテグループの一員となり、農業の活性化と、農の営みを通じた人々の豊かな暮らしに貢献する事業のさらなる発展を目指すこととなりました。
トータテグループの持つ住まいと都市開発という地域に根差した事業・顧客基盤と、Rootのスマート体験農園システム開発事業を融合することで、地域の皆様の暮らしに寄り添い、地場の農業活性化にも資する新しいスマート体験サービスを確立させることができます。
また農業にとどまらず、両社の事業領域が関連する観光や水産などの分野でも、積極的にDXプロジェクトを推進し、地域・社会と共にグループの事業のさらなる発展に貢献して参ります。」

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