コーセー、WEB-BC SYSTEMでパーフェクト社とシステム共同開発。新コースPersonal Beauty mirrorを開設

2022.07.19

株式会社コーセーは、パーフェクト株式会社とのシステム共同開発により、独自のカウンセリング・プラットフォーム「WEB-BC SYSTEM」で、バーチャルトライオンを実装した。これを機に、「コスメデコルテ」のオンラインカウンセリングサービス「DECORTÉ Personal Beauty Concierge」において、オンラインカウンセリング中に画面上でメイクを試すことが出来る新コース「Personal Beauty mirror」を2022年7月16日に開設する。

WEB-BC SYSTEMとは

カウンセリング・プラットフォームの名称
オンライン接客特有の様々な制約の中でも、従来のオフラインカウンセリングのきめ細かさを再現しながら、オンラインならではの手軽さを両立させ、さらには、カウンセリングの予約から商品の購入までを一連の流れでスムーズに完結できるカウンセリング・プラットフォーム
これまでの対面カウンセリングの良さを残しつつ、その考え方や手法を大きく見直すことで、新たなカウンセリング概念を確立する

DECORTÉ Personal Beauty Conciergeとは

カウンセリング・プラットフォーム「WEB-BC SYSTEM」の仕組みを通じて提供する、「コスメデコルテ」のカウンセリングサービス
これまでのオンラインカウンセリングで大きな課題だった、画面上での化粧品特有の繊細な「色」や「質感」の再現性を高めることで、リアル限りなく近いレベルの高精彩な映像を実現
デジタルを活用した新たな顧客体験を追求し、化粧品に特化したシステムの作り込みと、専任のBCが提供するサービスとして、既存のオンラインカウンセリングとの差別化を図る

新コースPersonal Beauty mirrorを追加

株式会社コーセーは、パーフェクト株式会社とのシステム共同開発により、「Personal Beauty mirror」を新コースとして追加開設した。Personal Beauty mirrorは、ビデオ通話中に、ポイントメイクアップの色や質感など様々な仕上がりをバーチャルで試しながら、専任のBCからアドバイスが受けられるコースだ。ポイントメイクアップの対象アイテムは次の通り。

対象アイテム
「コスメデコルテ　アイグロウジェム」・「ルージュデコルテ」・「ルージュデコルテティンティドプランパー」・「ルージュデコルテリキッド」（7月16日発売）・「クリームブラッシュ」・「パウダーブラッシュ」・「ペンシルアイブロウ」・「コントゥアリングパウダーアイブロウ」

Personal Beauty mirrorの特徴

新コースとして追加されたPersonal Beauty mirrorには、次のような特徴がある。

カウンセリング中に、バーチャルでメイクをシュミレーションできる画面が出現。PBCの強みでもある再現性の高さを活かした高画質バーチャルトライオンで、口紅やアイシャドウをはじめとするポイントメイクの色や形、濃淡などを、瞬時に画面上で再現
直接タッチアップしているかのように、顧客の顔立ちや要望に合わせた色選び・描き方などパーソナルなメイクアップ方法をBCが提案
カウンセリング後には、紹介アイテムとアドバイスが記載されている、お客さま専用の「デジタルカウンセリングノート」を発行

カウンセリングの予約から、ビデオ通話（カウンセリング・バーチャルトライオン）、デジタルカウンセリングノートの確認、商品の購入までを一連の流れでスムーズに完結できる。顧客の情報がKOSE ID（1つのID）毎に連携され、複雑な操作なく、「WEB-BC SYSTEM」内で全てのサービスを利用することも可能だ。

バーチャルトライオン実装の背景

昨今、生活スタイルの多様化により、時間や場所を選ばずに化粧品のカウンセリングや購入を行いたいというニーズは、ますます高まっている。また、新型コロナウイルスと共存していく新たな日常では、衛生上、他人との接触・不特定多数でのアイテムの共有を避ける必要がある。一方で、これまでメイクのシミュレーションにおいては、高画質を活かしたまま、従来のオンラインカウンセリング（予約からビデオ通話、アフターフォローまで）をシームレスにサービス提供することは難しいとされていた。

そこで、新コースPersonal Beauty mirrorを開設し、オンライン上での高画質で高性能なバーチャルトライオンを可能にし、これまでのようにセルフで試すのではなく、BCからのアドバイスという付加価値を加え、化粧品における体験価値と安心安全の提供を両立する新たな一連のサービスとして運用することが決まった。

今後は、既存のオンラインカウンセリングの制約を取り払い、様々な課題を解決することで、「WEB-BC SYSTEM」における新たな可能性を追求する方針。