大日本印刷とPwCコンサルティング、メタバース分野で協業を開始
2022.07.28
大日本印刷株式会社とPwCコンサルティング合同会社は、メタバース分野での協業を開始した。両社の強みを掛け合わせ、自治体や企業に向けたメタバースに関するコンサルティングから構築・運用を支援していく。
協業の背景
新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけの一つとして、近年インターネット上のバーチャル空間「メタバース」の利活用が、個人や企業・自治体で広がっている。PwCコンサルティングの調査によると、日本企業の87%がメタバースのビジネスへの影響についてチャンスと考えており、市場の拡大が見込まれている分野だ。

こうしたニーズ・期待に対してDNPとPwCコンサルティングは、今回の協業によってお互いの各種ソリューションやサービスを組みあわせて、さまざまな企業や自治体等に対して、メタバースの導入・活用をワンストップで支援する協業に至った。お互いのソリューション・サービスを掛け合わせて、さまざまな企業や自治体等に対して、メタバースの導入・活用を支援していく。
メタバース分野に特化した両社の強み
今回の協業は、互いの強みを活かしてメタバース分野での支援を行うというものだ。DNPはメタバース利用者の体験価値の最大化に向けて、「メタバースの構築・運用」「集客のためのコンテンツ企画開発」「関連する認証・セキュリティ・決済などのソリューション」などを提供。
PwCコンサルティングは、「顧客や市場の課題分析」「課題解決に向けたコンサルティング」「コンテンツやソリューションの活用・導入支援」「効果検証などメタバースの市場拡大に向けた支援」などを推進する。
具体的な両社の強みは次の通り。
大日本印刷の強み
- 高いセキュリティ品質を両立させたメタバース構築・運用支援
誰もがいつでも簡単かつ安全・安心に楽しめるXR空間構築システム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」により、生活者の利便性や使いやすさと高度なセキュリティ品質を両立したメタバースを提供。導入企業等の要望に応じて、最適なメタバースプラットフォームの構築・運用を支援する。 - 多様な表現手法や高精細なコンテンツを制作
アニメ・マンガ・ゲームなどのコンテンツホルダーとの協業で開発してきた多様な表現手法や、国内外の美術館・博物館の所蔵作品や有形・無形の文化遺産に関するアーカイブ事業で培った技術を活かして、メタバース上での最適かつ高精細なコンテンツを制作していく。 - メタバースを活かしたマーケティング活動を支援
企業のマーケティング支援等に関する豊富な実績・ノウハウを活用し、メタバースで得たデータを分析・活用したマーケティング活動を支援する。
PwCコンサルティングの強み
- メタバース分野における知見と経験
メタバース関連の技術や法規制・制度、利活用の動向など、幅広い知見を持つメンバーを多数擁している。海外拠点とも連携し、グローバルな最新情報も継続的に収集・分析を行う。 - 包括的な視点から社会実装を支援
産学官やさまざまなコンソーシアムとの強いつながりと、新技術の社会実装に向けた豊富な支援実績を有している。これらの知見・経験を活かし、ビジネス/ガバナンス/社会受容性の観点から現状を整理していくことで、新規性の高い取り組みに対しても、技術適用だけでなく包括的な視点から社会実装を支援することが可能だ。 - メタバース活用に関する課題解決力
産業ごとの専門チームや、先端技術を含むソリューションごとの専門チームが存在し、メタバースだけでなく、さまざまなテーマを組み合わせた支援の実績を有している。

Motto AR メールマガジン登録
最新情報やおすすめ記事などを、メールマガジンでお届けします。
ぜひご登録ください!