凸版印刷、VRを利用した高野山周遊観光を促進

2022.08.02

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凸版印刷株式会社は、高野山真言宗総本山金剛峯寺の協力のもと製作し、2021年11月に初公開した、VRコンテンツ「高野山 壇上伽藍―地上の曼荼羅―」に、来訪者とのコミュニケーション機能や、高野山内の文化資源の見所やストーリーを持ち帰ることができる周遊促進機能を追加した。世界遺産・高野山の豊富な文化資源の魅力や価値をより深く体感するための文化複合施設「高野山デジタルミュージアム」のグランドオープンにあわせて2022年8月3日(水)から公開を開始する。

VRコンテンツ「高野山 壇上伽藍―地上の曼荼羅―」とは

凸版印刷が2021年11月に発表したVRコンテンツ「高野山 壇上伽藍―地上の曼荼羅―」は、高野山真言宗総本山金剛峯寺の協力のもと、高野山の二大聖地の一つである壇上伽藍(だんじょうがらん)をくまなく精確に再現し、通常非公開の西塔内部を含めた壇上伽藍を自由な視点で鑑賞できるコンテンツだ。2021年11月3日から11月28日まで期間限定で特別公開していた。

今回の機能追加では、「高野山デジタルミュージアム」のVRシアターにおいてVRコンテンツ『高野山 壇上伽藍 ―地上の曼荼羅―』を鑑賞する際、来場者が各自のスマートフォンで回答した好みの観光スタイルに応じて、専属ナビゲータがVRを操作して周辺情報をご案内できるようになった。

周遊促進機能について

新たに開発された周遊促進機能は、来訪者のスマートフォンと連動したVRツアーであるという特徴がある。開演前に来場者のスマートフォンで専用Webサイトにアクセスすることで、スマートフォンと連動したVRツアーに案内される仕組みだ。来場者のスマートフォンには、VR作品鑑賞前の予備情報をお届けすると共に、アンケートを表示して好みの観光スタイルを質問。約17分間の本編上演後、回答が最も多かった観光スタイルに合わせて行き先や解説テーマを変更し、専属ナビゲータがVRを用いて、現地では見られないアングルを交えながら壇上伽藍の見所や建築の解説などを行う。
また、次のような来場者が持ち帰ることのできるコンテンツも用意されている。

  • 壇上伽藍ビジュアルガイド
    スマートフォンのスクロール操作のみで閲覧できる壇上伽藍見学時のサポートツール。サポートなしでは気が付きにくい彫刻細部の解説や、立ち入ることができない塔の内部の様子などをコンテンツで見ながら現地で見学することによって、壇上伽藍の魅力を深く体感可能。
  • インタビュー掲載サイト「TAKS
    1200年受け継がれてきた高野山の文化をさらに未来へ託す活動をされている方々のインタビュー記事を紹介。記事を通じて高野山の文化や文化財への造詣を深め、再び高野山への来訪意欲を高めてもらうことを目的としている。

今後について

2020年5月に文化観光推進法が成立したことを背景に、全国で文化資源を有する自治体を中心に、文化についての理解を深めることを目的とする文化観光の推進や文化観光拠点施設の整備が進められている。凸版印刷は、文化観光拠点として開業される高野山デジタルミュージアムにおけるコンテンツ開発・上演で得た知見をもとに、文化を起点とする地域活性化ソリューションとしての磨き上げを行い、文化財の魅力を発信するコンテンツを通じた自治体における文化観光推進支援を進めていくとしている。

高野山デジタルミュージアム概要

  • 名称: 高野山デジタルミュージアム
  • 所在地 :和歌山県伊都郡高野町高野山360番地
  • 営業時間 :10:00~17:00(※8/3(水)のみ11:00~17:00)
  • 定休日 :12月~2月不定休 (※VRシアターのみ、毎月最終月曜日休演)
  • 施設HP :https://www.dmckoyasan.com/digitalmuseum/
  • 管理者 :株式会社DMC高野山
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