マクセル、トラック、バス、建設機械などにも搭載可能なHead-Up Displayを開発
2022.08.19
マクセル株式会社は、自由曲面光学技術をさらに進化させることで、これまで商用車に搭載するうえで課題であった地面に対し垂直に近いフロントガラスへの対応と小型化を実現し、トラック、バス、建設機械などにも搭載可能なHead-Up Displayを開発した。
Head-Up Display(T-HUD)とは

- 従来のHUDに対して、ナビゲーション、メーターに加え周辺情報を確認する際の視点移動を低減
- ADASシステムと連携し死角の情報をT-HUDに表示させることで、さらなる安全性の向上が期待されている
- HUDのラインアップに今回開発したT-HUDが加わることで、乗用車、設置スペースが小さい小型車やスポーツ車、商用車向けまで対応が可能
- 製品ページ:https://biz.maxell.com/ja/display_equipment/ais_index.html
開発の背景

マクセルでは、2021年4月より乗用車向けのAR-HUDを量産しており、AR-HUDで培った光学技術、高信頼性技術(太陽光による耐熱技術など)および実績をベースにトラックなどに搭載可能なT-HUDを開発してきた。T-HUDは光学ユニットのレイアウトを全面的に見直し、自由曲面光学技術を応用した商用車専用のレイアウトにすることで地面に対して垂直に近いフロントガラスへの対応を実現。また、虚像表示位置も長時間運転する商用車向けに再定義した。商用車は乗用車に比べ車幅が広いため、周辺情報を確認する際の視点移動やミラーなどで確認できない死角が多いと言われている。
このような背景から、フロントガラスへの対応と小型化を実現し、トラック、バス、建設機械などにも搭載可能なHead-Up Displayが開発された。

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