就労が困難な障がい者の新たな訓練の場としてメタバース空間を活用した新たな支援が開始
2022.08.25
Vma plus株式会社は、自社が運営するサテライトメタバース「Vma dome」の1フロアを、障がい者就労支援事業を行う一般社団法人デマンド・アンド・ケアに提供した。デマンド・アンド・ケアの『メタバース支援』では、就労が困難な障がい者の新たな訓練の場として仮想空間を活用し、そこで障がい者がデザイン、ブース設置、アバターでの接客を行うなど、メタバース空間(Vma dome)を活用した新たな支援の形を実現する。
取り組みの概要
山梨県大月市で「地域活動支援センターJOY(ジョイ)」及び「就労継続支援B型事業所BE-JOY(ビージョイ)」を併設運営しているデマンド・アンド・ケアは、障害者支援の一環として、これまでの通所による支援内容に加え、新たな支援の形として、メタバースを活用した「メタバース支援事業」を始める。仮想空間の中での活動は、障がい者の新たな活動や就労訓練の場になると考え、感覚過敏や対人不安によって通所が困難な障がい者やひきこもりの方の社会参加を支援していく。

具体的な支援内容は次の通り。
- メタバース支援事業では、誰でも入場できるメタバース空間「Vma dome」内にデマンド・アンド・ケア専用フロアを設け、専属スタッフ支援のもと、利用者自身が訓練としてブースの装飾や商品の販売(接客)、受発注の管理などを行う
- メタバースは24時間稼働しているがが、まずは訓練の一環として生活リズムを整えることを重視し、日中のみの時間帯で利用者の希望や課題に合わせた支援を行う
- 障害によって社会参加に困難を抱える方の「新たな活躍の場」、「訓練の場」、「居場所」となるよう、メタバースを活用した支援を行う方針
メタバース空間は2022年8月23日よりオープンされている。
今後について
デマンド・アンド・ケアでは、「就労継続支援B型事業所BE-JOY」への通所によるリアルの支援と、メタバース内オンラインによる支援の二軸をベースに、障害を持つ方が自分自身の状況や特性に応じて支援の形を選択することで、「自立した生活と社会参加」から離脱しない、継続できる仕組みを目指す。今後は、全国でメタバースを通して障害を持つ方が活躍できるよう、作業内容や受け入れ人数を検討しながら、新たな就労の形としての展開、拡充を目指していく。
Vma domeとは

- アプリダウンロード不要でブラウザからアクセスできるメタバース3D空間
- EC機能や音声通話機能、翻訳機能でコミュニケーションを取りながら買い物やコミュニケーションを楽しむことができる
- 定期的にライブ配信を交えたイベントなどを開催し、約2,000人のユーザーが来場する
一般社団法人デマンド・アンド・ケアについて
- 社会の課題を共創で解決をする、をコンセプトに「共創Wellness」を展開
- 社名:一般社団法人デマンド・アンド・
- 本社所在地:〒193-0823東京都八王子市横川町105-42 寿ビルV201
- 代表理事:小林弘幸
- 事業内容: 福祉事業を始め、官民・企業共創、生活サポート、国産キヌアの6次産業化など
- 設立: 2018年6月
- HP:https://demand-and-care.jp/

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