Psychic VR Labら4社が内閣府のスーパーシティ調査事業に採択

2022.08.26

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​KDDI 株式会社、KDDI スマートドローン株式会社、株式会社ティアフォー、株式会社Psychic VR Labの4 社は、茨城県つくば市の協力のもと、内閣府から採択された「先端的サービスの開発・構築等に関する調査事業」の取り組みを2022年8月25日から開始することとなった。

先端的サービスの開発・構築等に関する調査事業について

「先端的サービスの開発・構築等に関する調査事業」の取り組みでは、複数台のドローンと自動配送ロボットを組み合わせ、PCR検体輸送などのさまざまな目的に応じた物流サービスの実現可能性を検証する。ドローンの飛行にあたっては、現実空間にバーチャルコンテンツを重ね合わせ、ドローンの飛行経路を可視化し「空の道」をつくるリアルメタバースを都市連動型空間メディアとして活用。また、都市連動型空間メディアを通じて、つくば市らしいコンテンツやWeb3.0教育プログラムを提供する取り組みも行う方針だ。4社は本調査事業を踏まえ、2023年度以降のサービス化を目指し、先端技術で地域課題を解決するつくば市の「スーパーシティ」構想の実現に向けて取り組んでいく。

取り組みの全体イメージ

取り組み開始の背景

つくば市は、2022年4月、大胆な規制改革を伴ったデータ連携や先端的サービスを実現し、移動・物流、医療・介護、子育てなど様々な分野の地域課題を解決する「スーパーシティ型国家戦略特区」に指定された。スーパーシティには、デジタルを通じて地域の個性を生かしながら地方を活性化し、持続可能な経済社会を実現するという「デジタル田園都市国家構想」を先導することが期待されている。
このたび44社が連携し各社の知見を活用することで、2030年頃に目指す未来社会をつくば市において先行実現していく方針だ。各社の役割は次の通り。

  • KDDI:事業全体の企画・統括、委託事業管理、通信環境の構築
  • KDDI スマートドローン:ドローンの運行・検証および、ドローン、自動配送ロボットに関するマルチシェアリングモデル構築に向けた提案
  • ティアフォー:自動配送ロボットの運航・技術およびサービス検証
  • Psychic VR Lab:つくば市主要スポットのデジタルツイン開発とコンテンツ開発、教育プログラムの開発、提供
  • つくば市(協力):事業への助言、社会実装に向けた官学民連携の推進、住民との合意形成

取り組みの概要を紹介

本取り組みでは、「 モノが来る、コトが来る未来の実現」と「多文化共生の社会の実現」を目指した取り組みが4社共同で行われていく。それぞれの概要は次の通り。

モノが来る、コトが来る未来の実現

つくば市では公共交通による市内移動の効率性が十分でなく、自家用車がないと周辺地区における生活用品の買い物や処方薬の受け取りが困難であるといった課題がある。日本においても物流分野の人手不足が社会課題となっており、さまざまな物流手段の整備が必要となっているが。本取り組みで は、ドローンや自動配送ロボットを活用した物流のサービス化に向けた課題解決に取り組んでいく。

  • ドローンの社会実装に向けた地域住民の認知獲得および理解浸透
    ドローンが自身の生活圏内の上空を飛行する上で、万が一の落下リスクなどを不安に感じる住民の方の存在も想定される。ドローンが飛行する経路および運行情報をリアルメタバース上にARコンテンツとして表示し、地域住民がリアルタイムでそれらを視覚的に認識することで、ドローンの社会実装に向けた地域住民の認知獲得および理解浸透に取り組む。
  • 道路における安全な走行を実現するための規制・制度の検討に貢献
    2022年度を目途に実現予定の「有人地帯における補助者なし目視外飛行 (レベル4飛行)」を想定し、新型コロナウイルス感染症 PCR 検体の医療機関への輸送実証(実証エリア協力:筑波大学)や、複数のドローンによる複数の目的に応じた配送サービスを提供。KDDI スマートドローンの運航管理システムで複数ドローンの飛行を遠隔管理し、複数台同時運航の際のリスク評価のあり方などの検討に貢献する。PCR検体輸送を導入済みの中国では輸送時間が1/3に削減されるなどの効果が出ており、日本においても PCR検体などの輸送ルールの整備を目指す。
ドローンによるPCR 検体輸送イメージ
空の道(ドローン空路可視化)イメージ

多文化共生の社会の実現

つくば市は、高齢者から子育て世代、外国人など多様な住民が暮らす街だ。分散型のデジタル社会においては、誰もが先端技術を活用し自己表現にチャレンジできる環境の構築が重要となっている。

  • 都市空間をメディアとして活用できるリアルメタバースの社会実装
    都市空間をメディアとして活用できるリアルメタバースの社会実装に向け、スマートフォンやデジタルサイネージを通じてオンラインのデジタルツインにアクセスし、AR/MR 体験が可能なソリューションを提供。また、本ソリューションでは、唯一無二であることをブロックチェーン技術で証明する NFT を活用したつくば市独自の AR/MR コンテンツの発信も可能だ。
  • Web3.0 教育プログラムの提供
    XRの表現を学ぶ「NEWVIEW School」をWeb3.0 に拡張し、特別な教育プログラムとして提供。メタバースやWeb3.0の概要、XRコンテンツ制作の一連のプロセスに加え、制作に使用するソフトウエアの使い方、NFT の付与・マーケットプレイスでの販売まで、Web3.0時代のコンテンツ制作・情報発信に必要なスキルを総合的に学ぶことが可能だ。本プログラムを通じ、つくば市民や事業者が誰でも最新テクノロジーを活用した自己表現にチャレンジできる環境の構築に取り組む。
都市連動型空間メディアソリューションイメージ
NFT を活用した作品の発信イメージ
Web3.0 教育プログラム イメージ

Psychic VR Labについて

  • XR(VR:仮想現実, AR:拡張現実, MR:複合現実の総称)時代におけるクリエイティブプラットフォームとして、ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツの配信を行うことができるクラウドサービス「STYLY」を展開
  • すべてのアーティストがXR空間を作ることができる世界を作ることをミッションにアート、ファッションからライフスタイルに関わるインターフェイスのXR化を推進
  • 人間中心のリアルな自分を起点としたメタバースとしての「リアルメタバース」を提唱し、現実の都市空間にAR/MRを実装する取り組みを進めていく
  • 今後は世界中の都市空間に重なるXRレイヤーを抑え、Psychic VR Labが運営する世界15ヶ国、50,000人を超えるXRアーティスト/クリエイターコミュニティ「NEWVIEW」に所属する方々の表現力を武器に、都市空間をXRアートで彩る新たな街づくりを推進するだけでなく、NFTの活用を通じたアーティスト/クリエイターエコノミーの創出を目指す
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