「メタジョブ!」、VR技術を活用したメタバース上の授業を支援

2022.08.30

  • twitter
  • facebook
  • LINE

三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.が運営する「メタジョブ!」は、2022年7月26日と28日の2日間、愛知県立御津高等学校および犬山南高等学校で実施されたVRを活用した課外授業の支援をした。VR空間の操作案内役のほか、司会や外部講師役を勤めたメタジョブのアバタースタッフは、2日間で延べ36人の生徒をサポートし、授業の円滑な運営を通じて参加生徒の満足度に貢献。

メタバース授業とは

今回の「高校生のための『メタバース進路探究』」は『新しい生き方』をテーマに実施された。これは昨今、デザイナーやドローンパイロットなどといった新しい職業や、副業・兼業・フリーランスといった新しい働き方が世の中で急速に広がっていることを踏まえ、“新しい生き方を実践している社会人と交流することで、自己の在り方や生き方を考えるきっかけとする”ことを目指したものである。 この中で「メタジョブ!」は、VR技術を活用したメタバース上の授業1コマ(50分間)での交流およびサポートを行った。授業の流れは次の通り。

  • 14:30:授業開始
    この日に初めて対面した2つの高校の生徒が、VR空間内のホールへ集合した。まずは司会者から、操作方法・エモート機能・各部屋への移動方法について説明。具体的なエモート機能「拍手」「挙手」「ガッツポーズ」などのレクチャーにより、授業開始直後から参加生徒同士の一体感や交流を促した。案内役は、VR空間内の操作・移動に戸惑う生徒に対し、文字チャットやボイス機能にて個別に対応し、参加生徒に対するVRへの不安や疑問を解消し、50分間という限られた時間での授業を円滑に進行出来るようサポートを行った。
  • 14:40:インタビュータイム
    外部講師の待つ個室へと、それぞれの生徒が移動。講師は、令和ならではの「新しい生き方」を実践する社会人として、グループ分けされた生徒らと交流。合計30分間のインタビューにて、平均10問以上の疑問・悩みに回答した。
  • 15:10:再度ホールへ集合
    司会者の呼びかけに対して、参加生徒が感想を発表した後は、参加者全員での交流タイムが行われた。皆アバター操作にも慣れて、積極的に会話やエモート機能のやり取りを行っていた。
  • 15:20:授業終了
    メタバース授業の最後は、全員揃ってエモート機能の「拍手」で終了した。

アバターで授業へ参加した高校生の満足度96%

今回、メタバース授業に参加した高校生の声は次の通り。

  • 「VR上だと緊張せずに話せる」
  • 「オンラインで顔が見えない状態だったので質問を気軽にしやすかった」
  • 「顔が互いにわからない状態なのでミスを恐れずに意見をしやすかった」
  • 「普段の生活では関わることがない社会人の方々と交流でき、いろんな仕事があるんだなぁと思いました。」
  • 「自分の知らない職業の話を聞いて興味が湧いた。実際にその現場で働いている方から話を聞ける機会は滅多にない事だし説得力もあった!本当に参加して良かったと思う!」

「今回のVR授業(メタバース授業)に対する満足度を教えてください。」というアンケートの設問に対して、参加した生徒のうち80%が満足、16%がどちらかと言えば満足と回答するなど、全体として前向きな感想が多く見られた。

「メタジョブ!」について

  • VRイベントやリモート接客などのデジタルワークに特化した、働き手と働く場をつなげるジョブマッチングサービス
  • 2021年10月のサービス開始以来、延べ600人以上のメタジョブ!スタッフがVRイベントのサポート業務などを担当しており、2022年8月現在のスタッフ登録者数は約2,300人
  • 「人材の質や管理が心配で単発リモートワークの依頼なんて出来ない」、このようなPain Pointsを解決するだけでなく、1時間の仕事でも最適な働き手が見つかる点が最大の特徴
AR事例動画:人材不足と技術継承の問題を解決

Motto AR メールマガジン登録

最新情報やおすすめ記事などを、メールマガジンでお届けします。
ぜひご登録ください!

登録はこちら

  • twitter
  • facebook
  • LINE