FreewillとAudio Metaverseが業務提携。 tells marketで音声メタバース機能を利用できる環境の実現に向け共同開発を開始
2022.09.13
ICTとデザインの力でサステナブルな世界の実現を目指す株式会社 Freewill は、拡張現実メタバースで誰もが自然に対話できる世界を創造しているAudio Metaverse株式会社と業務提携を締結した。エシカルマーケット tells market で音声メタバース機能を利用できる環境の実現に向け、共同開発を開始したことを発表。
プロジェクト成立の経緯

サンフランシスコ拠点でオーディオメタバース開発と普及を進めているAudio Metaverse社は、今までスモールビジネスオーナーが音声空間で実に自然な接客と販売が実現できていると言う事実に気付いていた。一方、多様で豊かなストーリーを通じエシカルな価値に共感することで全く新しい購買体験をもたらす tells market は、Web3時代に即した顧客接点作りを探っていた。そういった時、両社のアドバイザーを務めるNPO法人ミラツク代表 西村 勇也氏が、それぞれの代表者 麻場 俊行氏と井口 尊仁氏の間を取り持つことによって、今回の提携が実現したという。
今後について
音声のメタバースという、ハードルがより低く日常的な音声コミュニケーションの新形態が tells market というエシカルマーケットと結びつくことで、生産者と消費者と直接接点を持てる新空間が生まれる。VRゴーグルとポリゴン空間でもたらされる従来のVRメタバースの非日常体験に比べ、3D空間音声を通じ自然に出会える環境はセレンディピティに満ちた、より豊かなコマース体験が可能だ。今後は、メタバースという、どうしても技術的側面でばかり語られる技術を、日常的な生産と購買とを繋げる具体的応用へと発展させることによって日本のエシカルマーケットの水準を引き上げるよう製品開発に邁進していくとしている。
tells marketとは
- 買い物をするだけで森が増えるエシカルオンラインマーケット
- 後世に伝えるべきものを「エシカル」と定義し、「エシカルには物語がある」をコンセプトに作り手や職人の想いや原材料、製造工程などのストーリーを伝えることを重視している
- 環境や人にやさしい品物はもちろん、未来に継承されるべき伝統・文化も含め、日本の伝統工芸品や地域の活性化も支援
- 購入時に還元されるエココインは、使わなければ「森の苗木」として環境活動団体に寄付されるため、消費者はただのコンシューマーではなく消費と同時に森を生産する生産消費者(プロシューマー)となることができる新しい仕組み
- URL:https://tells-market.com/
Freewillについて
- シリコンバレーに姉妹会社を持ち、ICTエンジニアリングとソーシャルサービス開発を行うIT企業
- 「FREEWILL(自由意志)」に従った働き方・生き方がしたいと考える世代が活躍できる社内環境や自社サービスに取り組んでいる
- 2022年は17期目を迎え、日本はもちろんのことアジア、アフリカ、アメリカなど世界中から集まった約200名のスタッフが在籍
- サービスを使えば使うほど森が増え、人類社会の豊かな生活と地球環境の共存共栄を可能にするSustainable eco Society(持続可能なエコ社会)の実現を目標とした「SPIN」を含む3つのソーシャルサービスを2019年12月にリリース
- HP:https://www.free-will.co
Audio Metaverseについて
- 2014年にサンフランシスコで創業、2016年以降、北米中心に音声ソーシャル・アプリの開発と普及を進めている
- COVID-19が猛威を奮う中、2018年以降アメリカの視覚障害者中心に10万人規模へと普及した「Dabel」は、海外の視覚障害者団体によっても熱烈な支援を受け、音声の持つインクルーシブな価値を世界に知らしめる
- 2020年以降は製品ジャンルをWeb3メタバースの領域へと拡張し、個人が誰でも3D音声空間をブロックチェーン上に創造できるオーディオメタバース製品の開発へと歩を進めており、この歩みはWIREDやJAPAN TIMES他、数多くのメディアに取り上げられ、視覚中心のメタバースの市場動向に大きな波紋をもたらしている

Motto AR メールマガジン登録
最新情報やおすすめ記事などを、メールマガジンでお届けします。
ぜひご登録ください!