凸版印刷、BIMデータの管理・更新・提供ができる「GAMEDIOS® BIMオプション」を10月より提供開始
2022.09.27
凸版印刷株式会社は、商品における画像やスペックなどの多様な情報を一元管理しマルチユースを実現する統合情報データベース「GAMEDIOS® 」を1996年より提供している。このたび、「GAMEDIOS®」 の新機能として、建材・設備メーカーが持つ製品データを登録し、簡単にBIMデータの管理・更新・提供ができる「GAMEDIOS® BIMオプション」を開発。2022年10月よりRevit®版の提供を開始することとなった。
GAMEDIOS® BIMオプションについて

今回「GAMEDIOS®」 の新機能として追加された「GAMEDIOS® BIMオプション」では、管理画面上で建材・設備メーカーが持つ各種製品のBIMデータと、色・サイズ・価格などのスペック情報を登録すると、「GAMEDIOS®」に搭載されているBIM変換エンジンが3Dモデルデータとスペック情報の合成処理を行う。これにより、導入メーカーはBIMソフトを使用することなく簡単にBIMデータ内のスペック情報を更新することが可能だ。また、登録したBIMデータを公開・提供するWebサイトを連携し、本サービスに登録したBIMデータをそのままゼネコンや設計事務所向けに提供することができる。
- BIMオプション利用費 月額5万円~
※「GAMEDIOS®」 ASPサービス初期設定費用 50万円~、月額費用10万円~
製品の特長
- 手軽なBIMデータの更新をサポート
BIMデータは形状データとスペック(属性)情報の両方が含まれており、価格や品番などのスペック情報の更新が発生するたびにBIMデータの更新が必要。本サービスでは、「GAMEDIOS®」に元となるBIMデータと製品スペック情報を登録し、BIMデータ内の形状情報に「GAMEDIOS®」に登録された製品スペックを合成処理することで、BIM専用ソフトを使用することなくBIMデータ内の製品スペックを更新することが可能だ。 - BIMデータ配信サイトと連携し、すぐにいつでもBIMデータの提供が可能
建材・設備メーカーが「GAMEDIOS®」で管理・更新したBIMデータは、外部向けに配信するWebサイトで利用できる。配信用Webサイトはメーカーごとにカスタマイズが可能なため、このサイトを自社コンテンツとして提供することが可能だ。配信データは「GAMEDIOS®」と連携しているため、サイトのための更新作業は不要。 - Web向け3Dモデルデータ自動生成
BIMデータ合成時にWebブラウザ等で閲覧できる3Dモデルデータを生成。このデータは、本サービスが提供するBIMダウンロードサイト上で製品形状プレビューとして利用されるほか、販促・プロモーション領域におけるデータの2次活用にも利用できる。
開発の背景
建築業界におけるBIM活用が近年ますます拡がりを見せるなか、国土交通省は2023年度までに中規模以上の公共工事においてBIMの原則適用を決定しており、今後さらなるBIM活用の本格化が想定されている。これを受け、建材・設備メーカーでも自社製品のBIMデータ整備の需要が高まっているすが、社内外でのBIMオペレーターリソース不足や、複数BIMソフトの対応が求められることなどから、自社製品のBIMデータをメーカーが管理・配布するにはまだ課題がある現状だ。
そこで、凸版印刷は、「GAMEDIOS® BIMオプション」を開発。建材・設備メーカーが容易にBIMデータを扱うことができるサービスの提供を開始することになった。
「Archi Future 2022」へ出展予定
凸版印刷は2022年10月28日(金)に開催される「Archi Future 2022」にて本サービスを紹介するブースの出展、ならびにテクニカルフォーラムでの講演を予定している。本サービスを活用すれば、専門的な知識がなくてもBIMデータの取り扱いが容易になるため、建材・設備メーカーは製品BIMデータの整備と活用がより行いやすくなる。また、カタログ用CGデータとBIMデータの同時制作や、BIMデータから作成した3Dモデルの活用など、BIMの販促分野への活用を支援する。
- 会期:2022 年10月28日(金)10:00~17:45
- 会場:TFTホール(東京・有明) 、凸版印刷ブース:E-31
- 主催:Archi Future2022実行委員会
- 公式サイト: https://www.archifuture.jp/2022/

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