oViceと戸田建設がリアルとバーチャルを融合させた大規模なデジタルツインスマートオフィスを共同開発
2022.10.20
oVice株式会社は、戸田建設株式会社と共同で、2024年10月竣工予定の「TODA BUILDING」において実装するリアルとバーチャルを融合させた大規模なデジタルツインスマートオフィスの開発を2022年10月18日(火)より開始した。TODA BUILDING竣工後は、戸田建設の全社員がハイブリッド環境で勤務する予定だ。
デジタルツインスマートオフィスとは

共同開発を行う大規模なデジタルツインスマートオフィスでは、NFC(Near field communication=近距離無線通信))やBLE(Bluetooth Low Energy)などの技術を活用し、リアルオフィスに出社している社員の位置情報を座席レベルで取得。バーチャル空間「oVice」に用意したリアルオフィスと同じレイアウト上に、社員の位置情報と連動してアバターを表示する。加えて、IoT技術を用いて、空調・照明・ブラインドなどの機器類、カメラ映像やデジタルサイネージ、温度・湿度・CO2濃度などオフィスの環境情報、トイレの空き状況やゴミ箱の満空情報など、さまざまなオブジェクトも連携させ、oVice上にデジタルツイン空間を実現。
在宅勤務者のバーチャル空間を用意
oVice上に用意したリアルオフィスと同じデジタルツイン空間には、オフィス勤務者がアバターとして表示され、その周辺部に、在宅勤務者などがアバターで出勤するためのバーチャル空間も用意することで、リアルオフィス側と一体感を持ったコミュニケーションが可能となる。
開発の背景
oVice株式会社では、2次元のバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発・提供しており、主にテレワークを導入している企業のバーチャルオフィスとして利用されてきた。ニューノーマルにおいてオフィス回帰が起こるなか、リアルオフィスへの出社とテレワークが混在するハイブリッドワーク環境下でも、両者がシームレスにコミュニケーションできる環境を提供すべく、新たなサービス開発や業務提携等を行っている。
ワークスタイル領域における新規ニーズの事業化として、戸田建設が描くスマートオフィスとしての機能に加えて、ハイブリットワークなど多様なワークスタイルに適応できるオフィスビルの方向性が合致し、共同開発を行うこととなった。
今後について
両社は現在、戸田建設T_FIT HATCHOBORI本社ビルをモデルに連携を開始している。また、戸田建設はTODA BUILDING竣工の前にoVice上のバーチャルTODA BUILDINGをオープンし、リアルオフィスのレイアウト検討などに活かしていく考えだ。
分散した人と情報をつなぎ、離れていても常時自然につながることで、テレワークとリアルオフィス出社の社員が混在するハイブリッドワークにおいても働き方・働く場を自律的に選択し、生産性高くチームでコラボレーションができる環境を提供していく方針となっている。
戸田建設株式会社について
- 創業以来、時代の変化とともにさまざまな建物やインフラを提供しており、お客さまのニーズはもちろん、時代の、さらには次世代の要請をもくみ取りながら、安全で快適な社会基盤づくりに貢献し続けている。
- 主な事業
1.建築一式工事、土木一式工事等に関する調査、企画、設計、監理、施工その総合的エンジニアリングおよびコンサルティング業務。
2.地域開発、都市開発等に関する調査、企画、設計、監理、施工、その総合的エンジニアリング及びコンサルティング業務。
3.不動産の売買、賃貸、仲介、管理および鑑定。
4.再生可能エネルギー等による発電事業等。
oVice株式会社概要
- 社名:oVice株式会社
- 所在地:石川県七尾市本府中町エ113 B
- 代表者:代表取締役CEO ジョン・セーヒョン
- 設立:2020年2月
- URL:https://ovice.biz/3MBR5BS
- 事業内容:バーチャルオフィス、オンラインイベントで使えるバーチャル空間の開発・提供
- 無料トライアル:https://ovice.biz/3CEpWK4
oViceとは
oViceはウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる2次元のバーチャル空間だ。2020年8月のサービス開始以降、テレワークにおけるバーチャルオフィスやオンラインイベント、オープンキャンパスなど、さまざまな場面での活用が進み、2022年8月時点で発行スペース数は3万件を突破している。


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