アクティオ、建設現場において人命を守るためのVR安全教育システムをレンタル開始
2022.10.26
総合建設機械レンタルの株式会社アクティオは、西日本高速道路エンジ二アリング九州株式会社と共同で、建設現場において人命を守るための安全教育システム「Safety Training System VR of AKTIO」インフラメンテナンス作業点検VRを新開発し、2022年10月25日(火)からレンタルを開始する。今回のVRは、2021年9月に開発した高速道路インフラメンテナンス作業点検VRに続く第二弾商品だ。
開発の背景
建設業の労働災害での死亡者数は減少傾向であるが、2017年は増加に転じるなど、まだまだ事故は絶えない。アクティオでは、建設業におけるICTやIoTを活用した安全教育に積極的に取り組んでおり、事故を未然に防ぐことが最重要課題と考えている。
今回の新しい「VRシステム」は、高画質5K解像度のスーパーリアル映像で“危険を、安全にリアルに体感する”ことができる、インフラメンテナンス作業の点検に特化したシステムだ。事故体験シナリオは、墜落編として「はしご作業」と「情報板作業」、感電編として「ポンプ取換」、接触編として「車両後退」の4つのVR映像を開発。このシステムにより、作業員の人命を守るために一層効率的で効果的な安全教育の提供が可能になる。
インフラメンテナンス作業点検VRの詳細
今回、新たに開発された安全教育システム「Safety Training System VR of AKTIO」インフラメンテナンス作業点検VRの事故体験シナリオは次の通り。
- 【墜落編】はしご作業
電気室のダクトの確認作業。はしごを固定せず安全確認を怠り、はしごから墜落事故

- 【墜落編】情報板作業
情報板の点検作業。安全帯をつけず、強風に煽られ墜落事故

- 【感電編】ポンプ取換
常設型ポンプの取り換え作業。検電確認をせず、取換ポンプを誤り感電事故

- 【接触編】車両後退
業務終了後、駐車場への駐車。誘導員を配置せず、車両後退し接触事故

VR機器について
本VRシステムで使用されるVR機器の詳細は次の通り。
- VR機器構成

- VRヘッドマウント

- Steam VR BaseStation2.0

- コントローラー

- 歩行VRデバイス

- モーションコントローラー

- オプション:感電体験装置(1mA~3mA)

※VR機器はセット(VRヘッドマウント/ベースステーション/コントローラー/歩行型VRデバイス/モーションコントローラー/ノートPC)でのレンタル。
感電体験装置を使用する場合は、株式会社アクティオ社員の立会い及び同意書への署名が必要。

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