現場向けビデオ通話アプリ「SynQ Remote(シンクリモート)」が大東建託の自主検査に導入
2022.10.31
株式会社クアンドが開発・販売する現場向けビデオ通話アプリ「SynQ Remote(シンクリモート)」が2022年10月17日より賃貸住宅最大手の大東建託株式会社の建物の品質を確保するために独自に実施する施工者自主検査(以下、自主検査)」に本格導入された。
導入の背景
従来の大東建託の自主検査では、細かな箇所の目視検査をするために都度複数の検査担当者が現場に集まっていた。その移動には片道1時間程度かかる場合もあり、スケジュール調整や移動のコストが課題であった。
今回SynQ Remote(シンクリモート)を導入することで、同アプリの的確で視覚的なポインタ指示や、高解像度な画像、検査記録のクラウド保存により、検査担当者の移動の大幅な削減を見込んでいる。また、リモート検査においても指摘率は従来の目視検査と変わらないことが試行導入期間に実証。移動時間の代わりに検査に時間を割くことで更なる精度向上も期待されている。

SynQ Remote(シンクリモート)とは

- 現場の「あれ、これ、それ」が伝わる遠隔支援・ナレッジ共有ツールで、人手不足・技術者不足、技術承継、労働集約型からの脱却といった幅広く「現場」と名の付く場所に共通する課題を解決するプロダクト
- 手持ちのスマートフォンやPCにアプリをインストールするだけで使用可能
- 騒音対策、発着信機能、指示者からの遠隔撮影、現場ごとのグループ管理など、現場に寄り添ってこそ生まれた機能が多く搭載されており、オフィスワーカー向けのビデオ通話ツールでは実現できなかった現場の遠隔支援が可能で、製造業やメンテナンス業、建築業、行政など導入されている
- 製品ページ:https://www.synq-platform.com/
現在SynQ Remote(シンクリモート)は、リアルタイム通話を中心としたサービスを展開しているが、今後はリアルタイム通話の前工程や後工程も自動化する機能を拡充していく方針だ。リアルタイムの共有だけでなく、過去の履歴を参照できたり、報告書をスムーズに作成できることにより、現場の「知」を繋ぎ、生み出す価値を最大化することができるようになるとされている。
大東建託の自主検査について
自主検査は大東建託が建築基準法に基づく中間検査と別に行う独自の検査で、建物の品質確保のための重要な工程だ。以下の全5項目のうち、まずは従来方式と同等の検査精度の維持が確認できた「区画検査」より、SynQ Remote(シンクリモート)が導入されることになった。今後はさらに対象検査の拡大を目指していく。

株式会社クアンドについて
- 会社名:株式会社クアンド(英文社名:QUANDO, Inc.)
- 創業:2017年4月25日
- 所在地:福岡県北九州市八幡東区枝光2-7-32 /福岡市中央区大名2-4-22 3F OnRAMP内
- 事業内容:アプリケーション・WEB開発、DXに関するコンサルティングなど
- 代表者:代表取締役/CEO 下岡純一郎
- URL:https://www.quando.jp/
- クアンドでの仕事に興味のある方はこちら:https://www.wantedly.com/companies/quando
- 「地域産業・レガシー産業のアップデート」をQUANDO DNAとし、多くの現場に伴走しながら見えてきた課題を解決するプロダクトとして2020年11月にSynQ Remote(シンクリモート)を発売。地域の雇用や経済を支える製造・建設などあらゆる現場で働く人々の「知」を時間・空間・言語を超えて「価値」に変換できる世界を目指す。

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