ARKLET、設計データからメタバース展示場を作成できるシステム「Metavuild」のβ版をリリース
2022.11.02
株式会社ARKLETは、2022年11月1日から、世界初となる設計データからメタバース展示場を作成できるシステム「Metavuild」のβ版をリリースした。誰でも気軽にメタバース上の住宅展示場に出展することが可能になり、従来の方法に比べ、大幅なコスト削減を実現。今後、本システムを全国のハウスメーカー・工務店に向けて展開していく。
Metavuildとは

「Metavuild」は、株式会社ARKLETが提供する設計データからメタバース展示場を作成できるシステムだ。主な特徴は次の通り。
- わずか3分で仮想空間での展示が可能
設計で使用されるデータから、わずか3分で仮想空間での展示が可能。ハウスメーカーや工務店の担当者はは管理者画面より対象となるファイルをアップロードするだけで、建築物がワールドに逐次的に生成される仕組みを構築した。 - ハウスメーカー・工務店自身の手ですべて完結
ファイルのアップロードから建物の詳細な編集まで、すべてハウスメーカーや工務店自身で行うことができるかんたんな設計。自社で完結できることで、これまでCG制作等を外注に当てていたコストを大幅に削減される。 - ブラウザ上でアクセスが可能
PC・スマホいずれからもブラウザ上でアクセスが可能で、利用者側はダウンロードすることなく気軽にメタバース住宅展示場を体験することができる。また、ハウスメーカーや工務店がアップロードした建物は瞬時にワールドに反映されるため、利用者側はアップデートすることなく、Metavuild内のワールドを楽しめるようになる。 - 太陽の位置も変化するシステムを搭載
時刻を自由に変更できることができ、時刻に応じて太陽の位置も変化するシステムを搭載。各時間帯における日の入り方を再現することができ、実際の居住空間のシミュレーションを行うことができるようになる。

Metavuildが開発された背景
Metavuildが開発されたのは、次のような課題が背景となっている。
- 展示場の出店費として年間1億円程のコストがかかる上に、コロナウイルスの流行をきっかけに消費者は外出の機会を減らすようになり、住宅展示場への集客は非常に難しい状況に陥った。その結果、住宅展示場の莫大なコストが効果と見合わず、住宅展示場から撤退するハウスメーカーや工務店も現れている。
- メタバース空間で展示をするにあたっても、ハウスメーカーや工務店が仮想空間内で気軽に行うことは困難であった。
- メタバース上に建築物を生成しようとすると、CGの制作やハウスメーカーや工務店によるインポートが必要。通常、このCGの制作には制作会社へ外注し、数週間から数か月ほどの工数を費やさなければならない。
- 自社で制作しようとすると、CG制作に精通しているクリエイターが必要になる。
これらの課題を踏まえ、「Metavuild」は設計図からメタバース空間に建造物を再現できるシステムを開発し、ダイレクトインポートシステムという世界初の技術(2022年11月1日時点自社調べ)によって同一プラットフォームの中で瞬時にアップロードが行うことが可能になった。上記のシステムにより「Metavuild」を導入するだけでハウスメーカー及び工務店のみの手で時間をかけずにメタバース上での住宅展示場を実現している。
株式会社ARKLET 概要
- 社名:株式会社ARKLET
- ミッション:「時代を加速させる。」
- 本社所在地:愛知県名古屋市千種区本山町2丁目45エンゼル本山105
- 代表取締役:山下 青夏
- 事業内容: 仮想空間での住宅展示場サービス「Metavuild」の開発、受託開発
- 設立:2022年7月29日
- HP:https://arklet.jp/

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