エヌエスアイテクス、Akariaのハイエンド向けアクセラレータとして、DR4100を発表
2022.11.07
株式会社エヌエスアイテクスは、次世代の組込みシステムに幅広く展開するプロセッサIPを中心とする商品ブランド”Akaria(アカリア)”のハイエンド向けアクセラレータとして、DR4100を発表する。
提供の背景
人とクルマをつなげるモビリティ社会、人と街をつなげるスマートシティ、産業界においてコンピュータによる仮想空間と現実世界をより緊密に連携するCPS(Cyber Physical System)の実現において、発熱およびコスト制約が厳しいエッジデバイスでAIをはじめとするコンピューティングを効率良く実行することが、組込みシステム分野での重要な課題となっている。

NSITEXEでは、この課題に対して、組込みシステムを幅広く支えるAkariaプロセッサを供給。Akariaプロセッサは、RISC-Vベースの標準プロセッサ(Standard Processors)と拡張ユニット部品(Extension Units)を組合せ、お客様のアプリケーション毎に最適な領域特化型アクセラレータ(Domain Specific Accelerator)を提供する。
DR4000シリーズの新製品DR4100について
DR4100では、RISC-V Vector Extension v1.0に対応したVector Extensionによるデータ並列性とスカラプロセッサによるマルチスレッドによるタスク配列性による汎用性の高いMIMDベースのアクセラレータとして、 400GFLOPS/1.6TOPSの処理性能を実現した、自動運転をはじめとする自動車用途から、スマートファクトリ向けの産業用途まで幅広く適用できる汎用用途のアクセラレータとなっている。 開発環境としても、OpenCL, SYCL等のヘテロジニアスマルチコア向けの環境に対応し、アプリケーション開発の容易化を実現する。


今回開発されたDR4100は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務(JPNP16007)の結果得られた成果を活用し製品化している。また、DR4100について、11月8日に台湾台北で開催される「IEEE Asian Solid-State Circuits Conference 2022 (A-SSCC 2022) Industry Forum」にて、弊社事業推進部部長の伊藤雅之氏が講演を行う予定だ。
A-SSCC 2022の詳細:https://www.a-sscc2022.org
※オンサイトとバーチャルのハイブリッドイベントとして開催
NSITEXEについて
- 2017年に株式会社デンソーからスピンオフして設立された先進的なプロセッサを開発するIPベンダ。
- 機能安全に対応したRISC-VベースのプロセッサIPを開発している。
- 高効率、高品質な半導体IPにより、幅広いアプリケーションに対応し、次世代の半導体技術の進化に貢献。

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