Final Aimとオリエントシステムが「脱炭素領域におけるブロックチェーン活用」の実証実験を開始
2023.02.07
株式会社Final Aimは、株式会社オリエントシステムと「脱炭素領域におけるブロックチェーン活用」の実証実験を開始する。
実証実験開始の背景
近年、脱炭素社会の実現に向けて、部品調達や技術購買をはじめとした製造業におけるサプライチェーン領域において、トレーサビリティの対応や透明性の担保が業界全体の課題だ。また、その解決のためにスマートコントラクトをはじめとしたブロックチェーン技術の検討や導入が進んでいる。
ブロックチェーン技術を活用した履歴管理、スマートコントラクトによる契約の自動化と後工程の管理、それらに伴うワークフローとシステム構築などなど、サプライチェーン領域の今後の可能性を幅広く検討するために、Final Aimは、半導体・LED照明・ハーネス事業を展開するオリエントシステム社と協同し、将来を見据えた脱炭素及びブロックチェーン技術の実証実験に取り組むこととなった。

「脱炭素領域におけるブロックチェーン活用」の実証実験について
今回の実証実験において、脱炭素社会に向けたサプライチェーンにおけるブロックチェーン技術の活用を中心に、Final Aimとオリエントシステムが幅広い可能性を検討していく。例えば、製造業領域を中心とした商社機能の効率化、デザインから試作・量産などのプロセスに伴う契約周りのデジタル化などを進めていく方針だ。
- オリエントシステム社の役割
オリエントシステム社は、長年培ったものづくりの専門商社として、最適な生産活動を実現するための提案・支援を実施。近年の部品不足による生産力の低下が今後も続くこと想定される中、半導体などの各種電子部品において長年のグローバル20カ国以上での唯一無二の強い調達力を活かして生産活動を止めない役割に努めていく。また、脱炭素社会への取り組みの一環として、オリエントシステム社の炭素排出量をFinal Aimのブロックチェーンプラットフォーム「Final Chain」に記録し、削減効果を可視化することでサステナビリティ経営を目指していく。 - Final Aimの役割
自社開発技術によるブロックチェーンプラットフォーム「Final Chain」を活用し、脱炭素に向けたスマートコントラクトの活用等、これまでのデザイン及びデジタル製造業領域へのブロックチェーン技術の活用のさらなる展開を進める。
株式会社オリエントシステム 概要
- 会社名:株式会社オリエントシステム(ORIENT SYSTEM CO., LTD.)
- 所在地:東京都板橋区
- 代表取締役社長CEO:山﨑有也
- 事業内容:電子部品の調達(半導体・ハーネス・LED etc)、金型・設計、射出成形、二次加工、基盤実装、組み立てなどの一貫した製造事業
- ウェブサイト:http://www.orient-system.co.jp
株式会社 Final Aim 概要
- 会社名:株式会社Final Aim(Final Aim, Inc.)
- 所在地:米国・デラウェア州、日本・東京都
- 創業者:Chief Executive Officer 朝倉雅文 / Chief Design Officer 横井康秀
- 事業内容:デザインとデジタル製造業領域を中心としたブロックチェーン事業
- ウェブサイト:https://final-aim.com

Motto AR メールマガジン登録
最新情報やおすすめ記事などを、メールマガジンでお届けします。
ぜひご登録ください!