スペースリー、360°VR画像を自動で3D化したオンライン内見コンテンツの制作を可能とした「パノラマ変換3Dプレイヤー」をリリース

2023.02.27

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空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」を提供する株式会社スペースリーは、2023年2月24日、業界初(スぺスリー調べ)となる、360°VR画像を自動で3D化したリッチなオンライン内見コンテンツの制作を可能とした「パノラマ変換3Dプレイヤー」をリリース。2022年6月22日にβ版として提供開始した時点から事業者の声も反映し改善を重ね、正式なリリースとなった。

背景

スペースリーは、市販される様々な360°カメラで取得された360°VR写真の編集・活用が可能なプラットフォームであるが、近年、3D化の技術開発は急速に活性化し、その取得方法も、360°カメラでの撮影、今後拡大するLidarセンサーを搭載したiPhoneでの撮影、スマートフォンでの動画撮影からの3Dデータ化など一層手軽に、そして多岐化していくことが見込まれる。また、VRゴーグルのMeta Questの一般市場への普及など今後のデータの活用方法においても拡大が見込まれ、多様な方法で取り込まれた3D空間データをどう産業活用するかの過渡期にある。

空間データの産業利用の裾野・応用が豊富に広がっていくことを見込まれる中、空間データ活用プラットフォームとして、新たな技術変化に対応し、また、よりリッチなコンテンツを求めるユーザーの要望に対応していくために、数年前からAIによる画像からの部屋構造の推定などの研究開発を進め、今回の「パノラマ変換3Dプレイヤー」をリリースするに至った。

「パノラマ変換3Dプレイヤー」について

3D化された内見コンテンツでは、自動推定されたサイズ測定や、市販の家具を配置するなど、消費者が家探しをする上で知りたい情報が把握でき、また、新生活をイメージしながら家探しがよりワクワクするような体験を提供する。このようなオンラインでもリアルな内見に近い体験、また、リアルな内見ではできないような家具置きなどの機能が活用されることで、不動産事業者にとってはこれまで以上にオーナー獲得、集客力のアップ、成約率アップといった効果に繋がる。

上図説明:パノラマ画像から生成された3Dの廿日市リノベ空き家物件のドールハウス

本プレイヤーは、既存の360°VR画像があれば事業者が自らリッチな3Dコンテンツを作れるようにしたことが大きな特徴だ。特許出願中である研究開発成果の360°VR画像から3次元モデルを生成する技術、画像認識技術を用いてドアが移動時に透明になりドアを開けた感覚で移動するなどのスムーズな内見体験を実現する技術が中心にある。また、3D化されたことで、そのままコンテンツ内で消費者がサイズを測定したり、家具を置くことなどが可能となっていることも大きな特徴。

特徴

  • 制作プロセスにおける特徴
    アップロードされた360°VR画像が自動で3D化された部屋に、またその画像上に表示される家具を自動で3D化。今後、コンテンツの数が増えていく中で更なる精度の向上。
    同一部屋で撮影した360°VR画像からより綺麗な部屋の3Dモデルが生成される。
    3D化されたコンテンツがすぐに出力・確認が可能。
  • 再生プレイヤーにおける特徴
    埋め込み動画など3Dコンテンツ内で様々なインタラクションが再生。
    一つのコンテンツURLの中で、より直感的な操作で、事業者がAI空間設計で市販の家具を置いてレイアウト保存、また、消費者は事業者のレイアウトをそのまま確認、追加で家具を置くことが可能。また、スマホでも使いやすく、消費者のスマホの閲覧環境にも対応している。
    一つのコンテンツURLの中で、事業者がAIサイズ推定でサイズを保存、消費者もそのまま閲覧や測定もでき、それがスマホでも可能。

また、コンテンツの公開設定(共通)やURL/QR発行、追客URLの発行など、業務管理上や成約率アップのために必要な機能もこれまで通り可能になっている。

株式会社スペースリーについて

空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」は、2016年11月の開始以来、不動産・ハウスメーカーの営業活動や製造業の研修分野のDX推進のために7,200以上の利用事業者にサービス提供されている。リーズナブルな価格、直感的な操作で、ウェブブラウザで再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフトだ。

スペースリーは、業界初の遠隔地でも簡単にVR空間の案内ができる遠隔接客機能や、パノラマVR写真へ家具を自動配置する機能を含むAI空間設計シミュレータ機能をいち早く実現する高い技術力を特徴としている。また、360°空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するためのSpacely Labを設立・運営。

会社概要

  • 社名:株式会社スペースリー
  • 代表者:代表取締役 森田 博和
  • 資本金:7.6億円(資本準備金含む)
  • 設立年:2013年8月
  • 所在地[本社] 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F
    [福岡営業所] 〒810-0001 福岡市中央区天神2丁目11-1 福岡PARCO新館5F
  • サービスサイト:https://spacely.co.jp
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