京セラコミュニケーションシステム、製造業におけるAIシステム導入の成功率を高める「外観検査AIパッケージ」を従量課金制で提供開始

2023.03.08

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京セラコミュニケーションシステム株式会社は、製造業の外観検査におけるAIシステム導入を支援する「外観検査AIパッケージ」をAI判定回数に応じた従量課金制で2023年3月7日から提供開始した。

背景

日本の製造業の多くは、労働人口減少による人手不足への対策が求められており、製品検査の効率化と安定化が期待できる外観検査AIシステムの導入を視野に、PoC(概念実証)を検討する製造現場が増えている。しかし、PoC段階でAIモデルの精度が不十分、運用検証段階でPoCの検査速度が再現できないなどの理由から、本運用を断念する「PoC倒れ」になるケースも見受けられる。また、AIモデル開発工数に加え、ハードウェア調達や外部連携を含めたシステム化にも多大な工数がかかることも、AIシステム導入の大きな課題だ。

この度、提供を開始する「外観検査AIパッケージ」は、外観検査AIに特化したパッケージシステムだ。株式会社Ristが提供する、外観検査組み込み専用のAI開発ツール「RPipe-Image」がインストールされた学習PCと、「RPipe-Image」用に最適化した実行環境(AIプロセッサー/推論PC)をパッケージ提供。本パッケージの利用により、AIモデル開発(PoC)とシステム導入時の工数を大幅に削減することが可能になる。

外観検査AIパッケージ概要
外観検査AIパッケージを利用したシステム構成例

また、試しやすいように外観検査AIパッケージ一式を機能検証期間として3カ月間無償提供する。本導入後は、AI判定回数に応じた従量課金制で利用可能。

「外観検査AIパッケージ」の特長

「外観検査AIパッケージ」の特長は次の通り。

  • AIモデル開発(PoC)とシステム導入の工数を大幅短縮
    <工数比較:AIモデル開発フェーズ>
    従来の1/10(※3)の期間でAIモデルの作成が可能

<工数比較:AIシステム導入フェーズ>
プロトタイプなどの個別開発を不要とし、システム開発期間を1/3に短縮

  • 外観検査に特化したAI開発ツール「RPipe-Image」と連携
     最先端かつ豊富なAIアルゴリズムを搭載
    AIモデルの作成時に、設定ファイルの変更のみでさまざまなAIモデルの学習・評価・推論ができるため、検証サイクルの高速化が可能
    AIの各種パーツのパラメーターを個別にきめ細かく設定可能
  • 従量課金制を採用
    外観検査AIパッケージ一式を機能検証期間の3カ月間無償提供
    AI判定1回につき1円~の従量課金制で提供
  • 内製化にも対応可能な学習コンテンツと柔軟性
    AIシステムの導入計画を推進する際の手法を体系立てて学べる学習コンテンツや、システム開発時の機能を使いこなすためのリファレンスを用意
    自身でスクリプトを組むことができるため、ブラックボックス化することなく社内でカスタマイズや横展開が可能

サービス概要

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