東武トップツアーズ、地域の魅力をメタバース化して国内外に発信する「地方創生メタバース」をリリース
2023.03.17
東武トップツアーズ株式会社は、地域に存在する観光地や名所、文化財、特産品などの観光資源をメタバース化し、その魅力を国内外に発信することができる「地方創生メタバース」をリリースした。

「地方創生メタバース」について
「地方創生メタバース」とは、地域に存在する観光地や名所、文化財、特産品などの観光資源をメタバースで再現し、オンライン上で周遊体験をしたり、地域を忠実に再現した仮想空間の中で住民と国内外の方々がアバターを通じて音声や多言語対応可能なチャットを通じて広くコミュニケーションをとることができる仕組みだ。
アプリ等のインストールは必要なく、インターネットに接続できる環境であれば誰でも簡単に利用できることから、オンライン上での周遊体験を通じて、その地域を訪れたことがない方への観光や移住へのPRに活用できる。2022年9月に東京で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2022」においてデモンストレーション版を紹介して以降、すでに、佐賀県や宮城県村田町、和歌山県田辺市龍神村などの自治体や地域が先行して活用している。
メタバースに関する東武トップツアーズの取り組み
- 地域における課題解決に向けたメタバースの活用例
2022年9月以降に、地域の観光振興や関係人口の創出、地域活性化を目的として、自治体や団体と連携してメタバース化の実証を行った。
宮城県村田町(街並み・博物館・展示品)
和歌山県田辺市龍神村(橋・博物館・展示品)
佐賀県(遺跡)
福岡県北九州市(街並み)
第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会(出展ブース・和牛)
九州DXシンポジウム(古賀市長のアバター)
上記の他、会議イベント等での実証を行っている。 - 大学生を対象としたメタバース制作研修の実施
「人」が主人公、財産であることを経営の根幹に据える東武トップツアーズでは、不足するデジタル人材の育成にも注力し、大学や都内の小学校に対してメタバース構築の出前授業などを行なってきた。
2022年12月には、大学生を対象としたメタバース構築研修を実施。事前の募集では、定員50名に対し全国から200名を超える応募があり、いわゆるZ世代から大きな反響があった。参加した大学生は、延べ3日間の合宿を含む2か月にわたる研修の成果として、各々の地元地域の魅力を引き出すためのメタバースを制作。そのうちの9作品(京都、倉敷、大宰府など)は優良事例として公開している。
詳細:https://www.dx-tobu.com


今後について
今後、仮想空間を利用して地域の特産品などを販売するオンラインショップへの対応や、LINEとの連携も含めて機能を充実させ、地域の知名度向上や情報発信、関係人口の創出・拡大、特産品の販路開拓等、地域が抱える様々な課題に対し、デジタル技術を活用したソリューションの提供を行っていく予定だ。
東武トップツアーズ株式会社ではこれからも、デジタル技術を活用したソリューションを提案するソーシャルイノベーション事業を推進し、自治体や地域の方々と連携しながら地域に存在する観光資源を新たな観光コンテンツとして磨き上げ、地域の課題解決に貢献していく。

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