NVIDIA、産業のデジタル化推進にOmniverse Cloud を拡張
2023.03.24
NVIDIAは、Microsoftとの協業により、産業用メタバースおよびAIスーパーコンピューティングリソースへのアクセスを提供することを発表した。産業のデジタル化推進にOmniverse Cloudを拡張する。

NVIDIA Omniverse™ Cloudについて
NVIDIA Omnivers™ Cloud は、産業用メタバース アプリケーションを設計、開発、展開、および管理するためのフルスタック環境への即時アクセスを提供するPaaS(Platform-as-a-Service)プラットフォームだ。NVIDIA DGX™ Cloud はAIスーパーコンピューティングサービスであり、ジェネレーティブAIやその他の画期的なアプリケーションの高度なモデルをトレーニングするために必要なインフラストラクチャとソフトウェアに企業がすぐアクセスできるようになる。
NVIDIAとMicrosoftはOmniverse Cloudを通じ、顧客に産業用メタバースアプリケーションの設計、開発、展開、管理を行うためのフルスタッククラウド環境とプラットフォーム機能を提供。 Omniverse Cloudは、NVIDIAのパートナー エコシステムから顧客が使用する製品にも接続する。
NVIDIA OVXコンピューティングシステムを搭載したOmniverse Cloudにより、企業の開発者は、PaaS に含まれる基盤アプリケーションをカスタマイズすることができる。
各自動車メーカーも採用
Omniverse Cloudは、BMW Group、Geely Lotus、Jaguar Land Roverなど、初期のOmniverse Enterprise の顧客の成功と経験に基づいて構築されている。
本完全にデジタル化されたスマートファクトリーを構築するためにOmniverseを採用した最初の自動車メーカーであるBMW Groupは、現在のOmniverse Enterpriseプラットフォームを世界中の生産ネットワーク全体で立ち上げると発表した。
Geely Lotusは、Omniverse Enterpriseを採用して工場のデジタル ツインを構築し、製造プロセスを最適化している。
Jaguar Land Roverは、Omniverseを使用してAIモデルをトレーニングするための合成データを生成し、現実世界の運転シナリオを通じて認識および制御アルゴリズムを検証している。 自動車メーカーは、Omniverseを最先端の車両ダイナミクスモデル、仮想電子制御ユニット、仮想自動車ネットワーク、およびクラウドインフラストラクチャと統合し、チームがソフトウェアコンセプトを迅速に反復できるようにした。
提供開始時期について
NVIDIA OVXコンピューティング システムを搭載したOmniverse Cloudは、2023年後半にMicrosoft Azureで利用可能となる。
Omniverse Cloud ベースのサービスは、世界最大のマーケティングおよびコミュニケーション企業であるWPPを含む主要なサービス プロバイダーのネットワークからも利用可能。WPPは、世界中の主要ブランドに持続可能で自動化されたコンテンツサプライチェーンを提供するサービスを構築している。
詳細:https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/?ncid=em-even-559985
NVIDIAについて
- 1993年の設立以来、NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッドコンピューティングのパイオニア
- 1999年に発明したGPUは、PCゲーム市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代のAI時代に火をつけながら、メタバースの創造を後押ししている
- 業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタックコンピューティング企業
- 詳細:https://nvidianews.nvidia.com/

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