digglueが資源循環DXプラットフォームの製造業向けSaaS「MateRe-Visualization」をリリース
2023.03.24
株式会社digglueは、2023年3月23日に廃棄ゼロ社会を目指す資源循環DXプラットフォーム「MateRe(マテリ)」の第1弾として、排出状況の見える化と再資源化を支援する製造業向けSaaS「MateRe-Visualization」をリリースした。
MateRe-Visualizationは、製造現場で排出される排出物(整形不良品、ランナーなど)の情報をデジタルデータ化して排出状況を見える化することで、工場などでこれまで廃棄していた排出物を再資源化し、CO2排出量の削減、排出物管理の効率化を支援する。

背景
digglueはこれまで、製造業の現場に入り込んだコンサルティングで高い評価を得ており、製造業におけるコンサルティングを強みの一つとしている。製造業向けのコンサルティングを行う中で、製造現場では再資源化可能性のある排出物が再資源化されることなく廃棄されていることが分かった。
一方で、企業としてサステナブルな経営戦略が世界的に求められており、製品の原材料にリサイクル材を取り入れる企業もあるが、リサイクル材の調達には、品質が担保されていない、供給量が不安定であるといった課題があった。調達の課題を解決するためには、リサイクル材の原材料となる排出物を、廃棄ではなく再資源化へとつなげることが必要。しかし、企業向け、特に、製造業に特化した資源循環を促進するサービスは現在ほとんど存在しない。
そこでdigglueは、排出量が多く、自社の得意分野でもある製造業で資源循環を加速させることで、持続可能な社会の形成に大きく貢献できるという結論に至った。
MateRe-Visualizationの特徴
MateRe-Visualizationを導入することで、企業は、製造現場での廃棄物や加工ロス材などの排出状況をカンタンに見える化・分析することができ、資源循環に向けた具体的なアクションや改善策を見出すことができる。
- 排出物の情報を見える化&分析
企業はPCやタブレット端末から排出物の情報を入力するだけで、「いつ・どこで・何が・どれだけ」排出されたのか、システム上でわかりやすく見ることができる。この見える化された排出状況を分析することによってインパクトの大きい工程や排出物などを特定し、より効果的な改善施策を立案・推進していくことが可能。 - リサイクル率UP・脱炭素にも対応
これまで焼却処分又はサーマルリサイクルをしていた排出物の中から、再資源化できる資源を見つけ再資源化することで、製造現場のリサイクル率を向上させると同時に、CO2 排出量を削減することができる。 - スマートに工数削減
MateReを導入することで、これまで部署ごとに紙やエクセルによって実施されていた排出物管理を、わかりやすくシステム上で一元化できる。月末の取りまとめもMateReで完結するので、排出物管理の工数を削減可能。 - レポート・法制度にも対応
MateReのシステム内の質問に回答するだけで、プラ新法において公表することが求められている項目を網羅したレポートを作成することが可能。
ウェブサイト:https://matere.jp/
問い合わせ・相談:https://share.hsforms.com/1dMzbVknrRa-M0iK14DX0Zw4yynr
今後について
資源循環DXプラットフォーム「MateRe」は今後、企業が安心・安全なリサイクル材を、安定的に調達することのできるシステム「MateRe-Procure」、排出物にトレーサビリティ情報を付与することで、リサイクル材の安全性や品質を保証し、付加価値を上げるシステム「MateRe-Traceability」を展開予定だ。
資源循環の促進には、製造業やリサイクル業といった産業を越えた連携が不可欠であり、連携のカギとなるのがDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。digglueは今後も、多様な産業が連携するための架け橋となって、産業間・企業間の課題を解決し、資源循環のDXの実現に取り組んでいく。
MateReセミナーを開催
株式会社digglueは、3月にプラスチックの資源循環に寄与するプロダクトを発売開始した株式会社リコーと、共催セミナーを開催する。
- 日時:2023年3月24日(金)14:00-14:50
- 形式:オンラインセミナー
- 参加費:無料
- 参加対象:企業・自治体でプラスチックリサイクルに関わる担当者・責任者
株式会社digglueについて
- パーパス「テクノロジーで持続可能な世界を実装する」を掲げ、資源循環のDXに取り組むサーキュラーエコノミースタートアップ。ブロックチェーンの開発・実装技術と、あらゆる現場に入り込み業務プロセスを見える化するITコンサルティングに強みを持つ。
- 社名:株式会社digglue(ディグル)
- 本社所在地:東京都新宿区天神町6番地Mビル8階
- 代表取締役:原 英之、中谷 元
- 設立:2018年6月
- 事業内容: 資源循環DXプラットフォーム、資源循環DXコンサルティング、トレーサビリティシステム開発
- ホームページ:https://digglue.com/

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