キヤノン、VR映像撮影システム“EOS VR SYSTEM”を発表。高画質な180度VR映像と効率的な映像制作ワークフローを実現売

2021.10.07

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キヤノン発表

VR映像撮影システム“EOS VR SYSTEM”を新たに立ち上げ、専用のレンズ1機種とPCソフトウエア2本を2021年12月下旬に発売・公開

キヤノンは、レンズ交換式カメラEOSシリーズなどで培ってきた光学技術を生かし、高画質な映像と効率的なワークフローを実現するVR映像撮影システムを立ち上げる、と発表した。

本システムは、ミラーレスカメラ(※1)と専用のレンズ、PCソフトウエアで構成しており、カメラに新発売の専用レンズを装着することで、VR映像の撮影を実現している。また、新公開のPCソフトウエアにて撮影映像のVR規格形式への変換から簡易的な編集までを行うことができる。

キヤノンは、本システムを立ち上げることで、映像クリエイターや制作プロダクション、新たにVR映像撮影を始めたいと考えるユーザーまで幅広いニーズに応えていく。

高画質な3Dの180度VR映像(※2)を実現する専用レンズ

新製品“RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE”は、2つの魚眼レンズを備え、左右の視差を利用した3Dの180度VR映像を撮影することができる専用のRFレンズで、ミラーレスカメラ「EOS R5」(2020年7月発売)に装着することで、8K(※3)を生かした没入感のある高精細な映像を出力することができる。また、特殊コーティングの採用により、逆光時での撮影も快適に行うことができる。

撮影から編集まで効率的なワークフローの実現

“RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE”の2眼レンズそれぞれから入射する光を単一のCMOSセンサーを通じて記録することができるため、撮影前のカメラ位置の調整や同期設定、撮影後に映像を繋ぎ合わせる作業(スティッチ作業)が不要となり、映像制作ワークフローを効率化。また、ユーザーの制作環境に合わせて、PCアプリ“EOS VR Utility(※4)”と「Adobe Premiere Pro」(別売)専用プラグイン(※5) “EOS VR Plugin for Adobe Premiere Pro(※4)”のいずれかのデータ変換ソフトウエアを選択することができ、映像制作をサポートする。

RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE
希望小売価格:オープン価格
公開日:2021年12月下旬

EOS VR Utility
希望小売価格:有償(※4)
公開日:2021年12月下旬

EOS VR Plugin for Adobe Premiere Pro
希望小売価格:有償(※4)
公開日:2021年12月下旬

※1 今回対応するカメラは「EOS R5」。12月上旬公開予定のファームウエアの適用が必要。
※2 視野が180度となるVR映像のこと。YouTubeなどの動画配信プラットフォームにおいて一般的に採用されているVR映像形式。
※3 カメラには魚眼画像で8K相当の解像度の動画が記録される。
※4 トライアルとして、静止画や2分以内の動画に関しては無償でVR規格形式への変換ができる。トライアル活用以外の全機能を利用するためには有償のサブスクリプション・プランの購入が必要。対応OSは、Windows/macOS。
※5 アプリケーションの機能を拡張するソフトウエア。「Adobe Premiere Pro 14.5」以降のバージョンに対応。

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