凸版印刷がスマホをかざすだけで実際の展示物に様々なコンテンツを高精度に重ね合わせることが可能な「博物館ガイドシステム」を開発

2021.10.27

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「博物館をもっと楽しくする」がコンセプト

博物館ガイドシステムは「博物館をもっと楽しくする」をコンセプトに、スマホのカメラ越しに現実の博物館や展示物を見た際、そこには実際に存在しないCG映像や解説情報などのコンテンツを重ねて表示し、現実の博物館における文化体験を拡張するシステム。スマホのカメラから取得する画像情報から利用者の位置情報を取得するVPS技術を活用し、誤差数センチ以内で展示物と重ね合わせたコンテンツ表示が可能。

2021年10月13日(水)より港区立みなと科学館(東京都港区虎ノ門)で開催されている企画展「未来とつながる5G展~社会の多様性を支える通信技術~」の「4G/5Gの速度比較コーナー」で博物館ガイドシステムを体験することができる。

博物館ガイドシステムの特徴

スマホのカメラを通して得られた画像情報から、向きや方角などの細かな位置測定をするVPS技術によって、誤差数センチ以内での位置測定を実現。これにより、ARコンテンツを位置情報に合わせて正確に表示。展示物の説明を動的に紹介したり、裏側に回って説明を見たりすることが可能。

また、データベース上で展示物の説明を管理するため、従来手作業で行っていた展示説明文の更新や多言語対応が簡単に。さらに施設の混雑状況をスマホやサイネージからリアルタイムで把握できるサービス『nomachiⓇ』(凸版印刷が2020年に開発した、施設の混雑状況をスマホやサイネージでリアルタイムに表示できるサービス。施設にワイヤレスセンサーを設置し、在席状況のデータをクラウド上に送ることで、施設の混雑状況がリアルタイムでデバイスに表示される)を利用したセンサー情報と連携して、博物館の混雑情報や、併設されたレストランなど商業施設の混雑状況などを画面内に表示。利用者の鑑賞導線の管理/誘導も「ARミュージアム(仮)」上で行い、より効率的な博物館運営を実現する。

そして、従来、紙やボードで行っていた展示説明文がデジタル化されるため、面積/スペースの制約が無くなり、今まで以上に多く情報を伝達することが可能。例えば、展示物に所縁のある近隣地域への案内を行うことで、文化体験から得た知識や興味を地域回遊に繋げることを目指す。

「未来とつながる5G展~社会の多様性を支える通信技術~」の概要

名称: 「未来とつながる5G展~社会の多様性を支える通信技術~」
会期: 2021年10月13日(水)~11月7日(日)
会場: 港区立みなと科学館多目的ロビー
主催: 港区立みなと科学館
港区立みなと科学館公式HP: https://www.minato-kagaku.tokyo/

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