ホロラボがBIMデータを活用した鹿島の避難シミュレーション、火災時の高度な避難シミュレーションシステムMicrosoft HoloLens 2 版の開発を支援
2021.11.04
ホロラボが鹿島のBIMデータを活用した避難シミュレーションのMicrosoft HoloLens 2 版開発を支援
ホロラボは鹿島の火災時の高度な避難シミュレーションシステム 「人・熱・煙 連成避難シミュレータ PSTARS」のMicrosoft HoloLens 2 版の開発を支援し、 BIMデータを透明なオクルージョン(ある物体が別の物体を隠すこと)として指定することで現実空間との違和感のない重畳を実現した。
人流の安全設計を必要とする現場に赴き現実の空間とシミュレーション結果の重畳が可能に
ホロラボは、鹿島の開発した「人・熱・煙連成避難シミュレータPSTARS」の研究成果の含まれるUnityプロジェクトを継承し、機動力のあるHoloLens 2 上で避難シミュレーションを実行可能とするプロジェクト開発を支援。
頭部装着型コンピュータであるHoloLens 2 でのシミュレーションが可能になることで、人流の安全設計を必要とする現場に赴き現実の空間とシミュレーション結果の重畳が可能になった。また、アプリ内でBIMデータとシミュレーション結果の差し替えを可能にしたことで、施工ステップごとの人流の把握が容易に行えるようなった。
HoloLens 2 対応による利点
・頭部装着型コンピュータのため、シミュレーションシステムの確認がモニターやVRのような閉ざされた空間のみならず、実際の施設で実寸での表示により実施することが可能に
・機動性の高いHoloLens 2 を用い実際の施設でシミュレーションを実施することで、移動の距離感などが臨場感を持って体験できるように
・現実には起きてほしくない事象を現実の空間に重畳することで、より精密なイメージにてシミュレーションを補正可能に
・シミュレーションシステムでは、細かいパラメータの指定が可能。例えば、男女別や年齢別などのモデル出現率を指定できる機能の他に、老人や子供、車いすなどのデータに合わせたモデル差替え機能も搭載しており、シミュレーション結果をより正しく表現できる

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