SAGAアリーナ、新築工事においてBIM×MR×5Gでの施工シミュレーション実施を発表
2022.01.13
出来形の変遷をMR技術で現地投影し、実用に向けての効果を検証
戸田建設とDataMeshは、BIMとMR技術を活用し、2024年に佐賀で開かれる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けて建設中のSAGAアリーナ施工現場における施工生産性向上に向け、出来形をMR上で再現できるDataMesh Directorの利用を実施したことを発表。
尚、本取り組みの一環として、ドコモが提供する5Gネットワークを活用し、佐賀県が主催する「令和3年度親子現場見学会(SAGAサンライズパーク)」でのMR投影を実施した。

施工現場でのMR実証について
内装・外装共に多面体形状をいかに理解し建物に反映して行くかが大きな課題となっていた。フロントローディング時に作成した3Dモデルを基にDataMesh Directorを用いて、施工図の壁・扉位置を反映させたモデルをMR化。鉄骨上棟時に施工現場にて投影することで、出来形の検証、またどのような仕上げ部材形状が配置されるのかを作業に携わる人たちと共有化ができた。

親子見学会でのMR体験について
今後、建設業就業者の高齢化が進行し大量離職が見込まれることから、将来にわたる社会資本の品質確保、機能維持を図るため、建設業の将来を担う若者の入職・定着を促し、人材を確保することが求められている。このため、佐賀県主催により、建設業の魅力に触れ、建設業に対する理解を深めてもらうため、県内在住の小学4~6年生とその保護者を対象に、「SAGAサンライズパークの親子現場見学会」が実施された。
その中でドコモが提供する5Gネットワークを用いて、MR投影を行い、最先端の建築技術に触れる機会を提供した。具体的には、仕上げ壁位置や扉・窓などを投影することで見学会参加者に対して工事の進捗状況の説明を行った。


外部 敷地境界架線盛替にかかわる動画
内部 鉄骨出来形・仕上げ確認にかかわる動画

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