MaiND Lab、大阪大学大学院医学系研究科×Konel×知財図鑑×NECと共同で、見過ごす「美」に気づくきっかけを与えるメガネを開発

2022.04.18

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脳科学・心理学・AIを技術の核としたスタートアップ株式会社MaiND Labは、大阪大学大学院医学系研究科、株式会社コネルおよび関連会社である株式会社知財図鑑、日本電気株式会社(NEC)と共に、見過ごす「美」にしおりをはさむメガネ「SHUTTER Glass」を共同開発した。

見過ごす「美」にしおりをはさむメガネ「SHUTTER Glass」

SHUTTER Glassは、デジタル洪水と呼ばれる昨今の情報社会の中で、日常の美しさを切り取ってくれるメガネドライブレコーダーのようにAIが「美しい」と判定するカットにフラグを立て、身近にある自然の美しさや他者の行動に気づき、身の回りの変化に自分で気づくためのきっかけを提供するアイテム。

NEC未来創造会議が提案した、情報に加えて体験も流通させる「エクスペリエンスネット」という新たな概念に基づき考えられたアイデアだ。

今回の試作では、絵画の好みから美しさの「心的テンプレート」を生成して、その人が美しいと推察される花を提示するデモンストレーションを実装した。

心的テンプレートとは

同社代表である大阪大学医学研究科の内藤智之博士の研究成果(特願2020-021509)である、脳科学・心理学の知見と最新のAI技術を組み合わせた独自アルゴリズムにより個人ごとの感性イメージを画像化・数値化する技術。する技術の開発に成功しました。心的テンプレートを用いることで、個人にとっての理想的な抽象画やインテリアデザインの作成、過去の購買履歴に依存しないレコメンドエンジンの開発など、様々な形で応用することが可能だとしている。

今後、本技術の応用を期待できるジャンル

  • 感性を用いて生成できるAIアート
  • インテリア・絵画等のデザイン性の高い商品の感性に基づくレコメンド
  • さまざまな属性を持つユーザ群の感性データを元にした市場調査・デザイン案作成など

なお、SHUTTER Glassは、NEC Future Creation Hub KANSAIで展示される予定となっている。

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