ACSL、VFR、理経が国産産業用ドローン「SOTEN(蒼天)」バーチャルトレーナーを共同開発。ベータ版提供開始
2022.05.11
株式会社ACSL、VFR株式会社、株式会社理経の三社は共同で、ACSL製国産ドローン「SOTEN(蒼天)」をバーチャル上に再現し、操縦訓練を可能とするSOTENバーチャルトレーナーの開発を発表。テストユーザーにベータ版の提供を開始した。
経緯と目的
- 航空法改正に伴う機体認証制度やドローン操縦ライセンス制度の実施など、ドローンを取り巻く環境の転換点だった2022年
→株式会社ACSLは、2021年12月に国産の小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」を発表し、ドローンの社会実装を加速させた - ドローンの操縦機会という面で、「もっと気軽に操縦訓練がしたい」「再現が困難な実務を模した環境での訓練が可能であれば、実地訓練の時間を短縮することができる」といった課題があがっていた
→課題を解決するため、株式会社理経がSOTENと同様のユーザーインターフェースを再現し、バーチャル上で飛行訓練が可能となった
→今後、緊急着陸など、ドローンを操縦する上で身に付けるべき判断力を養うコンテンツなども組み込めるよう開発を進めている

SOTENバーチャルトレーナーの特長
- 国産ドローンSOTENに特化したシミュレーターで、SOTENと同様の機体性能やユーザインターフェースを再現
→カメラ撮影などもトレーナー内で訓練することが可能 - 点検、捜索、災害監視など多様な実務状況を体験できる
→実務ならではのヒヤリハットやトラブルに対応する訓練が可能 - PC、モニタ、プロポ型コントローラのみで訓練を行うため、実機の準備が不要

今後の展開
- ベータ版の提供を開始し、2023年1月の正式リリースを目指している
- メタバース空間の中にドローン訓練スペースを展開し、複数名が同一空間内で訓練できる仕組みを検証していく

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