ダイナミックマップ基盤が保有する高精度3次元地図データ、自動車開発シミュレーションソフトに採用。リアルな車両シミュレーション環境の再現が可能に

2022.05.12

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ダイナミックマップ基盤株式会社が保有する首都高速都心環状線(C1)の高精度3次元地図データ(HDマップ)が、株式会社バーチャルメカニクスが販売する自動車開発シミュレーションソフト「CarSim」に採用された。複雑でかつ顧客ニーズの大きいC1を対象とした、よりリアルな車両シミュレーション環境を再現することが可能となった。

C1のHDマップイメージ

CarSim概要

  • 各種車両諸元(パワートレイン、サスペンション、タイヤなど)、運転条件(マヌーバ、アクセル、ブレーキ、ハンドル、シフト操作など)、環境条件(路面形状、摩擦など)をパラメータや特性値で設定することで、車両運動の解析・評価を簡単に行うことができるシミュレーションソフトウェア
  • 全世界30社以上の車両メーカー、100社以上の部品メーカー、150以上の研究・教育機関で利用されており、業界標準のソフトウェアとして車両運動CAE業界をリードしている
  • ダイナミックマップ基盤株式会社が保有する、全国の高速自動車専用道路のHDマップをCarSimに搭載すると、実車走行に近い環境で運転条件、環境条件を設定し、車両運動の解析・評価が可能となる
    →今回対象となる道路は、複雑でかつ顧客ニーズの大きいC1の往復約29.6km

今後の展望

ダイナミックマップ基盤とバーチャルメカニクスは、今後の展望を次のようにに説明する。

  • 官民ITS構想・ロードマップで目標とされている、2025年の高速道路におけるレベル4の自動運転実現へ向け、自動運転技術の開発を加速させ、今後は一般道を含め対象道路を順次拡張していく
  • 実在道路情報が搭載された自動車開発シミュレーションソフトウェアの提供を通じて、車両設計の効率化・品質向上に寄与し、ADAS(先進運転支援システム)の電子制御システム開発をサポートすることで、より安全で快適な自動運転時代に貢献していく
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