TeamViewer、SAPとの協業で倉庫・物流業務のデジタル化を実現

2022.05.13

リモート接続ソリューションのグローバルリーダーであるTeamViewerは、拡張現実（AR）プラットフォームの『TeamViewer Frontline』がSAP® Extended Warehouse Management（SAP EWM）に組み込まれることを発表した。

統合のメリット

作業員は倉庫・物流現場で業務遂行に必要なデータや情報をリアルタイムで直接繋ぐことが可能
ARベースのワークフローは、スマートグラスやウェアラブルデバイス上で現場の作業員に段階的に指示を出し、ハンズフリーでの作業を可能にさせる
ピッキング率を平均10~15％向上させ、エラー率がゼロに近づいた
新しいデータインサイトがリアルタイムでSAP EWMアプリケーションに連携され、作業工程の継続的な検証と最適化が可能となり、大幅なコスト削減が実現

今回の統合について、各担当者とTeamViewerジャパン株式会社は、次のように説明した。

ステファン・クラウス氏（SAP ディスクリート産業及びエネルギー・天然資源シニア・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャー）

「昨今、多くの方がグローバルサプライチェーンの混乱とその影響を感じています。そうした環境変化に迅速に適応した企業は、SAP EWMのような倉庫管理システムをいち早く導入することで、需要、供給、労働力の課題に迅速に対応しています。当社のソリューションにチームビューワーのARベースのビジョンピッキングソリューションが加わることで、当社ではお客様がより柔軟性の高いサプライチェーンを構築し、コスト効率の高い運用に向けた支援が可能となりました。」
アルフレド・パトロン氏（チームビューワー EVP・ビジネス開発担当）

「SAPとのパートナーシップは、『企業のデジタル変革を支援する最先端技術による革新と破壊』という、一連の共通目標に基づいています。当社のビジョンピッキングソリューションは、倉庫における入出庫の作業工程を大幅に改善し、ピッキング速度の向上、正確性の向上、そして最終的には顧客満足度の向上を実現します。さらに、従業員の離職率が高い職場環境において、作業者の研修や職場に慣れるまでの時間の短縮に貢献することができます。」
TeamViewerジャパン株式会社

「今回のSAPとの連携は、両社のパートナーシップ強化に向けた第一歩です。既に実現しているSAPのデジタルサプライチェーンポートフォリオの一部であるSAP Field Service ManagementとSAP Service and Asset Managerへの統合の価値をさらに強化することに繋がるものです。」

TeamViewerのSAPとのパートナーシップに対するコミットメントと継続的な投資は、SAP Pinnacle Award（https://www.sap.com/partner/pinnacle-awards/finalists-winners.html）の「Partner Application – Industry Cloud」カテゴリで高く評価されている。

・TeamViewer Frontline 詳細URL：https://www.teamviewer.com/ja/frontline/
・SAP EWM 詳細URL：https://www.sap.com/japan/products/extended-warehouse-management.html

TeamViewerについて

リモート接続プラットフォームのグローバルリーダーとして、デジタル化を推進するあらゆる規模の企業を支援している
リモート接続ソリューションである『TeamViewer』は、PC、モバイル端末、工場の機械やロボットなどのデバイスと人、そして場所や時間を問わず世界のユーザーとの接続を可能にし、セキュリティの高いリモートアクセス、サポート、コントロール、コラボレーション機能がいかなるオンライン上のエンドポイントでも利用可能
個人向けには無償で提供し、現在の登録者は60万人
→法人は中小企業から大企業まで多様な業種で利用されている
デバイスの分散化、自動化、ニューノーマルといった環境の変化に柔軟に対応しながらAR、IoT、AIの分野でのDXやイノベーションを主導している
会社設立以来、『TeamViewer』がダウンロードされているデバイスは現在25億台に達している
日本法人ウェブサイトURL： https://www.teamviewer.com/ja/