イクシス、ソニーグループと共同研究開発契約を締結。建設分野において自律移動ロボットを社会実装する実証実験等を開始
2022.05.27
株式会社イクシスは、ソニーグループ株式会社と共同研究開発契約を締結した。
BIM/CIMとロボット間の双方向連携を実現するイクシスのプラットフォーム「i-Con Walker®」と、ソニーの「ロボティクスプラットフォーム」を連携させ、建設分野において自律移動ロボットを社会実装する枠組みを検証する実証実験等に取り組む。
共同開発の背景
- 建設業界では昨今、就労人口の減少や就労者の意識変化等を背景に建設現場での生産性向上、安全性向上、コスト削減等の実現が課題となっている
- このような課題解決のためロボットや人工知能、センサ、IoTネットワークの活用が注目されている
- イクシスでは社会・産業インフラ分野において、BIM/CIMが重要な役割を担うと考えており、BIM/CIMとロボットを双方向連携させるプラットフォームとして「i-Con Walker®」を開発した
- さらに建設現場の多様なニーズに適用するためには他社との協働も必須と考え、他社システムと連携するためのインタフェースを汎用化する取組みを推進している
共同開発の概要
- イクシスはこれまで、イクシスの「i-Con Walker®」とソニーの「ロボティクスプラットフォーム」をシステム間連携させる検証を行ってきた
- 今後、イクシスは「i-Con Walker®」と「ロボティクスプラットフォーム」の連携を更に発展させ、両社が有するロボット制御技術、画像処理技術、建設分野での3Dデータ(BIM/CIM)連動技術を組合せて活用し、建設業界のDX化に貢献していく
- ソニーグループ R&Dセンター「ロボティクスプラットフォーム」の取組み紹介ページ:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/research/projects/robotics_platform/


ソニーグループ株式会社R&DセンターTokyo Laboratory 12の津高圭佑統括部長によるコメント
「ソニーグループ株式会社R&Dセンターでは、ロボティクスプラットフォームの開発により、ロボットの社会実装実現への貢献をめざしています。今後は、様々な業界のロボット活用のキープレイヤーと連携し、技術開発・実証を進めていきます。今回、建設分野でのロボット活用において最先端の取り組みを行い、多数の導入実績を有するイクシス社と共同開発をすることで、ロボティクスプラットフォームの機能拡充の加速と、有用性の実証をできることを嬉しく思います。」
i-Con Walker®について
イクシスが開発したBIM/CIMとロボットの双方向連携プラットフォーム。BIM/CIM上で自動巡回ロボットの行動計画を設計し、かつ自動巡回ロボットが現場環境から取得した情報をBIM/CIM上のデータに反映するようなことを実現することができる。
サイト URL:https://www.ixs.co.jp/product/2509

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