博報堂DYホールディングス、VRCと資本業務提携契約を締結
2022.06.02
株式会社博報堂DYホールディングスはこのほど、アバタープラットフォームサービスの共同開発を目的として、株式会社VRCに対して新株予約権の引受による出資を行い、資本業務提携契約を締結した。
背景:博報堂DYホールディングスとVRCのこれまでの取り組み
博報堂DYホールディングス
- 先端テクノロジーによって新たに生まれる生活者との接点を「生活者インターフェース」と捉え、生活者が専用筐体でスキャンし自身の3Dアバターを生成するだけで、複数のアバター体験サービスが可能となる「アバターサービスプラットフォーム構想」の実現を目指し、アバター技術を活用したマーケティングの可能性に取り組んでいる
- 複数にまたがるアバターサービスで発生する行動データを統合管理し、取得したデータに基づいて、ユーザーの嗜好性や行動をAI技術などを用いて予測するレコメンドエンジンを開発、本人の嗜好性やTPOに応じたエクスペリエンスを提供していくというビジョンを描いている
VRC
- 実生活の課題をバーチャルにより解決するというミッションのもと、「Ubiquitous Avatar Platform(ユビキタス アバター プラットフォーム)構想」を提唱している
- 3Dアバターを中心としたクラウド型プラットフォームサービスを提供することで、社会生活の課題解決に取り組み、人々の生活をより良くすることを見据えて活動している
上記ようにそれぞれが新しいプラットフォームの実現を目指している中、博報堂DYホールディングスは、2021年にVRCと3Dアバター技術利活用の共同研究契約を締結し、「じぶんランウェイ(生活者のアバターがバーチャル空間で同時複数試着体験が可能となる3Dアバター試着サービス)」のプロトタイプ開発など、3Dアバター技術の利活用について共同研究を進めていた。
そして今回、「それぞれのビジョンに共感し、アバタープラットフォームサービスの共同開発を加速していくことを目指し資本業務提携に至った」と、博報堂DYホールディングスは説明した。


今後の展望
株式会社博報堂DYホールディングスは、今後の展望を次のように説明する。
- VRCが保有する3Dアバター技術と、博報堂DYホールディングスが進めてきた次世代顧客接点(生活者インターフェース)に関する研究ナレッジやアセットを組み合わせることで、3Dアバターを活用したコンテンツ/IP体験の提供を推進
- 新たな生活者エクスペリエンスの研究、マーケティングソリューション/ビジネスソリューションの創出を推進
- 3Dアバター技術の利活用についての価値検証や実社会への実装を通じて、生活者にとってより良い社会の創造に取り組む

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