ハートコア、“世界初”12K対応リアルタイム360°VRカメラ「truRes-12K」を開発
2022.06.29
ハートコア株式会社は、世界初となる12K対応リアルタイム360°VRカメラ「truRes-12K」(トュルーレゾ)を開発したことを発表した。また、同社は6月29日(水)〜7月1日(金)に東京ビックサイトで開催される「XR総合展」(RX Japan社)のハートコア社ブースで、実際のカメラを披露する。

開発背景:これまでの課題
- これまでの360°VRカメラは8K対応までが最大となっており、特にVRゴーグルを装着した際の画質不足により「VR酔い」「頭が痛くなる」「詳細がわからない」「人の顔が見分けられない」などといった課題があがっていた
- 現在12Kとして販売されているカメラは、4Kセンサーを8個組み合わせて12Kとうたっているに過ぎず、実際に計算すると実質8Kとなっているのが現状
「truRes-12K」開発のメリット
- カメラ、チップセット、スティッチング処理技術、圧縮技術を同時に開発することで、世界で初めて12Kに対応し、繊細で高品質な画像によるよりリアルでスムースなVR映像を提供することが可能
- 携帯キャリア各社より本格始動した「大容量・低遅延・他接続」といった特性を持つ「5G」によって、VRもスムーズな配信が可能となり、リアルタイム配信やタイムラグが減少されることが予想される
- 5G時代の本格到来により、コンテンツホルダーにとっては「没入感」をキーワードとした、保有コンテンツの魅力を活用したさらなる展開が見込まれる
活用分野例
- 医療(高度で微細な手術が可能)
- 工場(高品質な画質で高度な検品等も可能)
- 航空機運転(高度な操縦が可能)
- EC(商品のディテイルを詳細に閲覧可能)
- 旅行(高品質な画像で擬似リアル体験)
「truRes-12K」詳細
- 製品ページURL:https://www.heartcore.co.jp/products/CX/truRes.html
- カメラ解像度の解説
(1)7,680 X 7,680の四角いイメージセンサーを利用
(2)VRのため、3840X3840X3.14=46,301,184が1つのカメラとなり、2個の利用でX2になり、合計92,602,368で、実質10K相当(通常の業界でのカウントで言うと16K)の画像を撮ることが可能

- カメライメージ

- イメージ動画
ハートコア株式会社 代表取締役社長 神野純孝氏コメント
同社代表取締役社長の神野氏は、truRes-12Kについて、次のように説明した。
「「truRes」(トュルーレゾ)の名前の由来は、“True=真実の、Resolution=解像度”を組み合わせたところから来ています。これまでのVRカメラはゴーグルを通じてあたかもその場にいるように仮想現実を体験することができましたが、画質が追いついておらず、どうしても違和感を感じずにはいられませんでした。そこで、より現実に近い体験ができ、さらにはそれをサービスへ展開できるよう、高画質のカメラを開発しました。また、枝番に「-12K」とついているように、今後の技術革新に伴うより高画質の商品が出てくることを見込んでいます。当社も12Kで留まらず、更なる高画質の製品を開発と、それを活用したソリューションを提案していく予定です。」
ハートコア株式会社について
事業内容
- デジタルトランスフォーメーション(DX)を支える様々なソリューションの開発・販売・保守
- デジタルマーケティングテクノロジーを利用したCMS(コンテンツ管理)及びCXM(顧客経験管理)の 開発・販売・保守
- RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の開発・販売・保守
- プロセスマイニング・ソリューションの販売・保守
- タスクマイニング・ソリューションの販売・保守
- VR360(空間撮影(Matterport)+オリジナルサービス)の開発・販売・保守
- 経営コンサルティング業務
会社HP:https://www.heartcore.co.jp/

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